日々是口実


CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやっています。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。

あ、あと12月1日以降に出てくる会話は、ほとんど大分弁を標準語に翻訳したものです。念のため。


1月20日(水)

なんか無性に『トゥルー・ラブ・ストーリー』の桂木綾音ちゃんが描きたくなり、描く。誰がなんといおうとこれは綾音ちゃんなのである。

図書館へいく。桐野夏生『OUT』が戻ってきていたので早速借りる。しかし鈴木光司の『ループ』、もうひと月以上貸出中。なんとかしてくれ。

新宿を含めて東京・大阪の職安三箇所が土曜日も稼働するようになるらしい。小渕さんが視察の結果決めたそうなのだが、あのひとは職安で職捜しをしたことがあるのだろうか。

僕は今回を含めて二度新宿職安にお世話になったのだが、「新宿職安の職員だけはやりたくない」と思っている。いついっても昼休みの歌舞伎町マクドナルド状態。電話のベルが10回以上鳴り続けるなんてふつう。忙しくて誰も受話器を取れないからだ。

それでも新宿職安のひとたちはみんな親切だった。土曜に稼働させるなら、職員を増員してあげてほしいと思う。もしくはうちの町の職安から5人くらいもってくか。仕事の密度と応対が反比例してるもんなあ。

「宙返り・・・」の下の句に、応募が14万通きたらしい。・・・すげえ。


1月19日(火)

起きたら10時だった。いったいなん時間寝てるんだ。雨が降っている。本が濡れるので図書館いきは中止する。

午後『やんちゃくれ』を観たあと異常に無気力状態となってぼーっとする。『空想美少女大百科』を読み返し、『To Heart』というゲームをやりたくなる。


1月18日(月)

特急電車に乗って面接にいく。乗換を含めて片道およそ二時間半。本が読めるのがありがたい。まず図書館で借りた大沢存昌『涙はふくな、凍るまで』(初)。これ『走らなあかん、夜明けまで』の続編。いいぞ坂田、相変わらずいい味出しとるやんけ。

さて、北九州市へ。受付で「こちらでお待ちください」といわれて通された部屋には、八人の男女がいた。どうやら候補者を全部一日で面接するつもりのようだ。ちょっと退く。

13時から、ひとりずつ面接がはじまる。はいいが、「クルマで一般道通ってきたんだけど、高速の料金請求したらOK出てラッキー」とほざく女がいて、他の人間がほとんど「ああっいいなあ、俺もそうすりゃよかった」というので驚く。

「あ、駄目だ」

いちおう会場までの交通費は全額支給となっている。が、僕はそういうことができる人間ではない。なにせ駅から三十分歩いたのでバス代を請求しなかったくらいだ。「こんな奴らとは一緒に仕事したくねえなあ」と、ふたたび退く。

で、7番めに僕の面接の順番が廻ってきた。部屋に入るとおっさんばかり五人。どうやらお偉いさんのようだ。が、そのうちふたりが靴を脱いで靴下を晒しているのが眼に止まった。

「あ、駄目だ」

またそう思う。いや、革靴なんぞ疲れるから履いていたくないというのは僕でもわかる。しかし、いまこの時点では、僕は彼らと同等の立場な筈だ。もし僕がお客さんだったら、彼らは靴を脱いでいたか。いや、僕が応募者だったとしても、最大クライアントの重役の息子だったとしたら。

企業側に採用可否決定の権利があるのなら、応募者にも就職可否決定の権利があっていい筈だ。僕はそう思う。相手によって態度を変える(それを当然としている)人間を上司に戴くような殊勝な気持ちは、僕にはない。

・・・というわけで、面接の内容も散々なものだった。帰りの特急電車でビールを飲みながら、ふと思った。

「でも、もしかしたら、これが世間一般の人間なんだろうなあ」

いや、いいんだ。僕は自分がコドモで馬鹿なのはわかっている。しかもそれをわかっていてオトナたちの群に自分を誤魔化してまで入りたいとは思えないほどのコドモなのだ。

帰りの電車のなかで、図書館で借りた筒井康隆『メタモルフォセス群島』(初)を読む。だはだは。面白い。特に『喪失の日』。いまどきこんな奴いたら可哀相だよなあ。ちょっと憂鬱から立ち直る。


1月17日(日)

セーヴして飲んだので寝覚めはいいが、起きたら10時。朝は抜くことにして食い物を物色すると、一昨日の夜のシチュウ、昨日の朝の残りの味噌汁、上の妹が昨晩つくった鶏肉のトマトソース煮が見つかる。晩飯まで確保できているではないか・・・。

本を読む気にもなれず(どうせ明日電車のなかで読める)、一日ぼーっとゲームをしてすごす。さて、晩飯食ったらまた温泉にいこう。


1月16日(土)

市立図書館へいく。さっそく借りてきた本のうち、藤原伊織の短編集『雪が降る』(初)を読む。『テロリストのパラソル』の主人公が出てくる作品があるということで読んだのだが・・・。いや、どれも面白い。参りました。

下の妹に頼んでおいたブツが届く。月曜面接にいく会社に「今までの仕事の成果みたいなものを持参してください」といわれたが、実はその一部が妹の会社に送られていたからだ。いや、世のなか狭い。

従兄弟の店に飲みにいく。昼間『Tulip Land』を聴いていたせいか、古いうた('60年代後半から'80年代)ばかりうたう。


1月14日(木)

うちの町の職安にいき、18日の失業認定日に面接で来所できない由伝えると、

「それ、職業安定所の紹介じゃないでしょ?」
「いえ、大分市の職安の紹介です」
「おっかしいなあ。職安が認定日に面接入れるわけないですよ」
「いえ、そう伝えたら、事前に届け出れば認定日は変更できるっていわれました」

ここで担当の若いもんは隣の女性になにやら聞く。結果、
「認定日の変更はできません。どうでも18日にいらしてくれないと困ります」

ちなみに新宿職安で貰った『雇用保険受給資格者のしおり』には「8.認定日の変更ができる場合は」として3項が挙げられている。そのうちのひとつに、

> (2)就職のために採用試験、面接、その他資格試験を
> 受けなければならないとき。

と明記されている。実は昨日のうちに確かめておいたのだ。

いや、だいたいこんなこと当たり前。職業安定所というのは「失業者が就職するのを手助けする場所」なのだから、そのための都合が最優先されるのは当然で、これは全国共通な筈だ。

知らなかったとはいわせないし、知らなくても事情が事情なんだから融通を利かせてくれてもよかろう。それを・・・。ああっ書いてて腹が立ってきた。うちの町の公務員は本当に屑ばかりだ。

結局、当日とにかく書類だけ持参し、職安側が認定後に郵送するということで決着(それだけなら時間的にぎりぎり間に合う)。結局経費遣ってでも楽がしたいんだね、キミたちは。

明日は祝日なので、一日繰り上げて大分市の職安へいく。・・・筈が、先に祖父のケアマンションにいくと、いきなり祖父が風邪をひいて寝込んでいる。

今日一日様子を見るということだし買いものは昨日済ませたということなので、気を遣わせても仕方ないので「悪くなったら電話するように」といって出る。

ところが市街地一歩手前の書店(いつもここで就職情報誌を買う)にいくと、まだ情報誌は届いていない。考える。大分職安までいけば必ず市街地の渋滞に巻き込まれる。ついでに情報誌まで買うと、二時間は余裕をみなければならない。

決めた。家にとんぼ返りし、そのまま在宅して祖父の電話を待つことにする。電話がなければそれはそれで構わない。

・・・というわけで、買ってきた『別冊宝島421 空想美少女大百科』(初)を読む。・・・すげえ。コラムで紹介された100人のうち、なんと『ときメモ』シリーズから9人がエントリィされているではないかっ! さらに特別コラムで紐緒さんが紹介されている。

しかし編集部にひとこといいたい。なぜ優美ちゃんが紹介されていない!? だからカテゴライズ形式の編集は嫌いだっ。なぜ“妹”が優美ちゃんでなく美咲鈴音ちゃんなんだ。納得いか〜ん!

図書館で借りた戸部新十郎『松永弾正(下)』(初)を読み終わる。松永久秀がまったく悪人と思えなくする描きかたは見事というほかない。そう、残りの九年は悪人としての系譜しか残っていないのだ。


1月13日(水)

沙希ちゃん、お誕生日おめでとう(『ときメモ』知らないひと、ごめんなさい)!

このところNHKの朝ドラ『やんちゃくれ』がめちゃくちゃ面白い。本来の意味で笑える。ところで僕は小西美帆ちゃんをかわいいと思うのだが、妹ふたりと母は「ぶ○だ」という。うー。

面接は18日の月曜日に決定。交通費が出るというので小倉までタダで小旅行ができる。「失業の認定」(これをやらないと失業保険が貰えない)と重なってしまうので、明日職安に届け出にいかなければならない。

上の妹は飲み会で隣町の親名義のマンションに泊まり。というわけで「風邪がぶり返した」という母と隣町の温泉にいく。こないだ書くの忘れてたが、入浴料350円でサウナ入り放題。うー、やっぱり温泉は気持ちいい。


1月12日(火)

相変わらずむちゃくちゃ眠い。午前中市立図書館にいって本を借り、二階学習室でHP用新規ファイルを作成してついでに新着情報のディレクトリを改造。家に帰って昼飯を喰って本を読みはじめたら堪らなく眠くなり、寝る。起きたら18時だ。うっ。

図書館で借りた戸部新十郎『松永弾正(上)』を読む。“悪人”を飄々と描くことにかけては天才的な戸部さんが天下の大悪人松永久秀を描くのだから、面白くない筈がない。そう思っていたのだが、その通りだった。

居間で本を読んでいると上の妹が帰宅し、TVをつけて『鬼の棲家』にチャンネルを合わす。で、観るともなく観ていたが、すごいね。ストーリィといい出演者全員にマトモな演技を禁ずる演出といい、まさしく大映ではないか。

いや、ただひとりだけ演技のうまい役者がいた。なぜか主人公の弟(小学生、つまり子役)役だ。それも笑える。深田恭子ちゃんはたしかにかわいいが、ヴァラエティもののほうが性格が滲み出ていいと思う。


1月11日(月)

最近むちゃくちゃに眠い。やはり冬はぬくぬくとした蒲団のなかがココチヨイ。

毎日新聞朝刊の連載企画物の記事で、ある現役風俗嬢が紹介されていた。「男たちが求める理想の女を日々、演じ続ける」。演じることに対するいたたまれない気持ちや本音を、個人ホームページ上の日記で書いているという。

> 「男の人はどうして、金銭を介して会っていることを
>  忘れてしまうのだろう。寂しい、と思う」

違う。「忘れてしまう」んじゃない。初手から「忘れたい」と思っている。男というのは馬鹿だから仕方がないのだ。でも、そんなふうに思われるのもなんか悲しい。

友人Sに校正済み原稿と感想を速達で送る。やっぱちょっと時間が足りなかった。

図書館で借りた瀬名秀明『ブレイン・ヴァレー(下)』(初)、読了。うーむ、こうなっちゃうわけだ。瀬名さん、あなた竹宮恵子に影響受けたでしょ。『地球(テラ)へ』のあのシーンがぱあっと頭に浮かんできたよ。

あ、そうそう。この欄で読んだ本のとこに「図書館で借りた」とか「なべよこ文庫で借りた」等をわざわざ書いているのは、後日再読したくなった際に自分の手元にあるかどうかチェックするための、完璧に自分本位のものです。すいません。


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