日々是口実


CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやっています。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。


12月10日(木)

花村萬月さんのデビュー作『ゴッド・ブレイス物語』(初)を読む。作家のデビュー作、特に公募の新人賞受賞作を読むと、いつもちょっとほっとした気分になる。

借りてきた本を読み終えたので、返却とまた借りるために市立図書館へ。棚をじっくり見てみると、品揃えの貧弱さに愕然とする。検索用のコンピュータがあるのだが、“戸部新十郎”を検索したら一冊もない。

で、整理の悪さ。いちおう五十音順著者別に並んでいる筈なのだが、なぜ“筒井康隆”の本が“い”の場所にある? しかも2冊も。ちなみに筒井さんは“た”の場所にも四冊。本来の場所である“つ”も、津本陽さんや辻井喬さんの著作でなん分割かされている。

まあ無料で本が読めるからいいか。いや、やっぱ許せんよなあ。僕が本を物色してる30分間、ずっと雑談してる職員がふたりいたぞ。もっと捜しやすいようにするのも勤めだと思う。

ついでに市内でいちばん大きい本屋にいく。おおっ『不思議の国の千一夜』が文庫化されているっ! 最近はなんでもかんでも漫画文庫に入るが、これは間違いなくその価値がある作品。未読分(文庫で3〜6巻)を全部買う。

おおっこっちは川原泉教授の『バビロンまで何マイル?』。もちろん買う。おめあての『金なら返せん! 地の巻』は発見できなかったが、非常に満足する。もちろん『不思議』と『バビロン』はきょう、全部読んでしまった。

午後、髪を切りにいく。ついでにパチンコにいく。また勝った。本屋で5,000円近く使ったのに、財布のなか身がまた増えている。クルマを運転するときは気をつけよう。


12月9日(水)

いつの間にかHPの容量が2MBを超えていた。やばい。ここのプロバイダは4MBまで無料なのに。そろそろこっちも引越を考えたほうがいいのかも。

地元じゃ埒が空かないので、祖父のケアマンション経由で隣町の職安にいく。クルマの運転には慣れてきたが、道を知らないのが怖い。クルマを乗り廻していたのは大学三年の夏休みと冬休み、父の会社でアルバイトしていた頃だ。

その間に知らない脇道ができていたり、あちこちにコンビニやディスカウントショップができていたりで景観が変わっていて、迷いに迷ってやっと祖父の許に辿り着く。

で、中心街に出ると、これがまた。まず駐車場が見つからない。ひえ〜と思ってると、いつの間にか一方通行を逆行(本気で怖かった)。慌てて主要道に出ようとして歩行者を轢きそうになる。生きた心地がしない。

とりあえず市街地から徒歩十五分の某銀行の駐車場にクルマを停め(あとで気付くとこれも一通だった)、歩いて職安を捜す。・・・一時間経過・・・あった。やっぱ駐車場はないのね。

いやまいった。県下一の都会(?)でさえ、編集業務、コピーライター、広告企画の求人はゼロ。僕がなんとかやれそうな仕事は、広告ディレクター、ホームページ制作業務が一軒ずつ。こんなんなら帰らなきゃよかった(T-T)。職探しは難航しそうだ。

『虚航船団』、ようやく読了。疲れた。俺はカタカナの人名に弱いんだ。


12月8日(火)

また朝食後に眠ってしまう。起きたら正午前。

午後は母の命令で、父方の先祖の墓にいく。原チャリがダウンしたため、母の会社のトラックを使う。左右および後部の荷台に会社の名前と住所と電話番号がでかでかと書かれてるという、ちょーカッコいい代物だ。

トラックは慣れないマニュアル車で、軽にしては図体がでかい。そのうえ墓地への山道は離合が不可能なほど狭く、しかも片側が崖。怖くて仕方がない。掃除とお参りを終え、なんとか生きて平地に辿り着く。

すでに15時。ひと仕事終えたせいか落ち着いた気分で煙草を吸いたくなり(重ねて書くが、実家は禁煙なので僕はいつも寒空のなかヴェランダで立って煙草を吸っている)、パチンコ屋に寄る。なぜかまた勝った。

・・・はいいが、おかげで家に帰ったのは18時過ぎ。玄関を入ったそうそう母に、

「心配したよぉ。軽トラであんな道いったから、てっきり事故ったんじゃないかと思って捜しにいったんだからぁ」

と愚痴られる。それならはじめから自分が軽トラを使って、息子にローレルを貸せばいいのに。しかし母はすでにMTを運転できないカラダになってしまっているから仕方がない。

『笑っていいとも』で珠緒ちゃんが最終回だといっていたので、『走れ公務員』を観る。ううむ見事だ、ここまで予想通りの展開で終わるとはっ。逆に意表をついたといえよう(^^;。


12月7日(月)

また『タツタの部屋』の書き込みで面白いホームページ(?)を知った。

http://210.159.30.200:8080/-_-

のあとに任意のアドレスを打ち込む(たとえばhttp://210.159.30.200:8080/-_-http://plaza17.mbn.or.jp/~marchy/)と、面白いことが起こる。これで『ちょっと恥ずかしい記憶の記録』を読んだら自分で大ウケしてしまった。

どうしても、夜、午前一時より前に眠れない。一時に寝床に入る生活を三年半続けてたんだからしょうがないのだが、そうすると親から六時半に叩き起こされるので、五時間半しか眠れない。いきおい朝食を食ったあと眠ってしまう。うう。

僕は毎食の食器の後片付け(皿洗い)をやらされて自主的にやっている。プラス、ふたりぶんの昼食をつくる(母は毎日昼休みに昼食を摂りに家に帰る)。

僕は皿洗いより料理のほうが好きなんだけどな・・・。ああっこれじゃ家事手伝いだ。母に「あんたがいると便利でいい。しばらくゆっくりしてなさい」なんていわれてるし。いちおう食費と家賃は払ってるのにぃ(T-T)。

しかし一食ぶんの料理と三回の皿洗いだけでも、ずいぶん時間をとられてしまう。主婦というのはこれにあと二回ぶんの料理、買い物、洗濯やら掃除が加わるわけだ。さぞ大変だろうと感じる。ひとりのときはそうでもなかったのだが。

午後、原チャリに乗ってちょっと郊外のディスカウントショップに買い物にゆく。風を切って走るのはクルマとは違う感覚でなかなかよい。買い物を終えて帰ろうとした瞬間、トラブル発生。

この原チャリはもともとセルモータがイカれているのだが、最近乗ってくれる人間がいないせいかさらに不機嫌で、唯一残ったキックペダルも四、五回に一度しかエンジンが始動しない。

さあ帰ろうか。どるるるる、ぷすん。あれ? どるるるる、ぷすん。あれ? 十数回やってもエンジンがかからない。これはイカン、と駐車場の奥に引き込みアタックを再開。

・・・都合50回以上、ペダルをキックしただろうか。ぜんぜん駄目。12月だというのに額に汗が滲み、Tシャツがびしょ濡れになる。くそー。

こうなったら押して帰ってやるっ!

家まで3kmはある。原チャリを押して市街地を通るのははっきりいって恥ずかしいひと迷惑なので、山側のバイパスを通る。バイパスは坂道である。長い登り坂である。

悪いことに朝方降っていた雨は完璧に上がり、抜けるような青空になる。汗をだくだく流しつつ、出掛けに革ジャンを着込んでしまった自分自身を恨む。途中、散歩の途中だろうおばさんとスレ違う。

「故障ですか?」
「そう、です」
「この坂は緩いけどやっぱり坂は坂だし、長いからキツいでしょう?」
「はあ、ハアハア、そうですね、ハアハア、頑張ります」

すごくいい運動になってしまったので、きょうはランニングは休んだ。


12月6日(日)

起きたら正午、しかも完璧な宿酔い。店を出てからの記憶がまるっきり欠如している。午後父の仏壇にお参りにきてくれた従兄弟に聞いたところだと、ボトル半分以上呑んだらしい。ふう。ちなみに飲み代は叔父さんの奢りだった。ありがとうございます。

ちょっと疑問に思ったんだけど、当選した宝くじで換金されないものが年間かこれまでの総額か知らないが、240億円あるらしい。これはどこにいくんだろう。第一勧業銀行がネコババするのか? 中村玉緒さんも「銀行さんはもうかりますなぁ」とかいってたし。


12月5日(土)

午前中はケアマンション(簡単にいえば老人ホームみたいなもの)で暮らす父方の祖父、午後は私立病院のデイケアセンター(これは説明が難しい)にいる母方の祖母に会いにゆく。暗い気分になった。

母とパチンコにいった。いつものように僕が勝って母が負けた。ふたりでトータル-1,200円。

夜、母と隣町の従兄弟の店に呑みにゆく。母の姉とそのダンナさん(つまり店のマスターの両親だ)が先にきていた。酔った勢いで叔父と一緒にブルーハーツをうたいまくる。叔父は息子の影響でブルーハーツを全曲うたえる。ちなみに53歳の小学校校長だ。

僕も叔父もブルーハーツをうたう場合、マイクが要らない(←声がデカい)。そのうえ従兄弟までコーラスで参加するので、母と叔母は耳を塞いでいた。あの場にいた身内じゃないお客さんたち、迷惑かけました。すいません。


12月4日(金)

クルマが空かないので、遠出はできない。午前中に市立図書館にゆき、貸出カードをつくる。高校の頃に比べて日本文学のスペースが狭くなったように思うが、無料(いまのとこ市民税払ってないし)で本が読めるんだから文句はいえない。

午後は早速借りてきた筒井康隆『虚航船団』(初)を読みはじめる。これ面白いんだけど、読んでるとアタマの芯がすごく疲れる。17時頃むちゃくちゃ眠くなって、堪らず昼寝する。起きたら20時前。今日は上の妹が飲み会、母親は英会話教室なので、またひとりきり。

『ウォンテッド』、もはや番組プロデューサーが狂ったとしか思えない。冒頭で盗撮/盗聴マニアに対してコメンテイターに「そんなこといけない!」っていわせといて、後半で“隠しカメラによる映像”なんてやるか!?

対象に知られないように録った映像と音を売りモノにするという点では、どちらも同じ。いや、むしろ公共の電波によって日本全国にそれを“無料で”バラ撒く点では後者のほうが悪質だと思う。でも面白いから来週も観ちゃうんだろうな、俺。

hideのドキュメンタリィを観る。僕は根性ひん曲がってる人間なのでこういうルポはたいてい懐疑的に観るのだが、突っ込む余地がない。いちおういっておくと、僕はX-JAPANとLUNA-SEAとGRAY、とにかくその辺の区別がまるっきりつかない人間だ。

ただ、僕は陸奥九十九の次の台詞が非常に好きなので、いちおう引用しておく。
「美談が欲しいなら、ベイブ ルースを呼べばいい」


12月3日(木)

ようやくプレステおよびビデオ、TVがやってきた。しかし僕の部屋は上の妹が使っていた(いる)ものなので、クローゼットも洋服箪笥も部屋のなか自体もすでに妹の私物で満杯状態。モノの置き場がない。

午後、ようやく住民登録のため市役所にいく。・・・驚いた。○○市役所の職員、やる気ぜんぜんないんだもん。なにせ僕が窓口に立っててもお喋りを続け、「すいません」と声をかけてようやく立ち上がる始末。

それに“お客様”の数に比べて職員が多すぎる。待ち時間がないのはいいんだけれども、職員ひとりアタマの仕事量、ほとんど中野区役所の半分以下。夕食のとき母にそのことをはなすと、

「そうなのよ、私も市役所いくたびムカつくのよね。ウチの社員の半分も仕事しないくせに、給料すごくいいんだもの。それが自分の税金から払われてると思うとさらにムカつくから、最近はあまり考えないことにしてるんだけど」

あ、あのね、これ○○市だけの問題じゃないんですよ。○○市は完璧な三割自治ですから、日本全国の皆様の税金が屑どもの給料として使われてるんです。いい過ぎ? いいんです、ホントに屑なんだからあいつら。

笑えたのが待ち時間に手にしてみた『市報』の記事。○○市は生意気にもホームページをもっているらしいのだが、

<経費節減の折、ページ制作は市職員の手によって行われています>

ばかぁ〜〜〜っ!!!

経費削減するなら屑どもをリストラしろよ、まず。ページ制作は俺が月5万でやってやる。そのほうが財政に貢献するし、コンテンツも充実するぞ(←これは疑問)。なにより不況の市内にたとえ5万とはいえ、新しい仕事が市の手でつくり出せたのに。


12月2日(水)

あ、やっぱり。今年の流行語大賞は「だっちゅーの」。しかしその選定理由がいい。

ださいオジサン言葉をうら若き女の子が使って流行させた」

どわははははは。上は毎日新聞朝刊からの引用だが、本当に選考委員会がこの通りのコメントを出したんだとしたら、すっげー笑えるぞ。流行語選定する前に日本語を勉強しろ、っていいたくなる。

ところで残りふたつの受賞のうち「大魔人」はわかるが、「凡人・軍人・変人」なんて初耳だぞ。僕くらいTVも観ないし新聞も読まない人間が知っててはじめて“流行語”と呼ばれるんじゃないかと思うんだけど。

運送会社からTEL。明日の午前中にもってくるとのこと。おい〜。

母は「パチンコにいってくる」とわざわざクルマに乗って隣町まで出かけてしまった。上の妹は今週毎日宴会だそうで、隣町の親名義のマンションに泊まり。まったく・・・。

朝昼晩きっちりメシを喰い、酒を呑もうにも店を知らず、いちばん近い酒屋までは歩いて20分。寒いヴェランダに出なきゃ煙草を吸えないので、確実に量が減ってる。これではぶくぶく太ってそれこそ結婚できないカラダになってしまうではないかっ。


12月1日(火)

朝6時半に叩き起こされ、朦朧としたアタマで朝食を食う。母と上の妹は朝が早い(下の妹はクルマで二時間半の町でひとり暮らし)。食ったあと煙草を吸うと堪らなくなり、再度蒲団に潜り込んでさらに一時間眠る。

今日はTV、ビデオデッキ、プレステやスーファミなどを詰めた大きい荷物が着く予定なので、それまで外出ができない。「当日お受け取りされなかった場合、保管料をいただきます」といわれているからだ。

ので、終日Mさんにいただいたアイザック アシモフ(訳:小尾芙佐)『われはロボット』を読む。小学生の頃に子ども向けの版(ジュヴィナイルってやつですね)で読んだことがあるため、正確には二度めになる。

いま“おとな向けの版”を読んでみると、アシモフがいかに手塚治虫先生の『火の鳥』や清水玲子さんの一連の作品などに影響を与えているかがよくわかる。しかし子ども版では絶世の美女だったキャルヴィン博士が・・・。これはちょっと悲しい(^^;。

ところで五年前に父が煙草をやめて以来、実家は禁煙。煙草を吸うお客さんがきたときは別だが、「煙草を吸うときはベランダに出て吸うように」と厳しくいい渡されている。

父が死んで賃貸アパートに移ってからはそれがさらに顕著になり(壁紙が汚れるから)、もはや家には灰皿自体がない。東京からもって帰ったが。なんで未成年でもなく女房もガキもいないのに、自分の家のなかで煙草を吸えないんだ。虚しい。

ただ、ひとつだけいいことがある。テレホタイムちゅうでも大分アクセスポイントは一発で繋がる。しかも転送速度は東京の昼間と全く変わらない。これならISDNにする必要はない。

結局荷物はこなかった・・・。ために市役所にも職安にもいってない。

ところで、おきめぐちゃんってホントかわいいね。ドラマじゃ役柄のせいかちょっとメイク濃いけど、珠緒ちゃんと交互にアップで映ったりすると嬉しくてしょうがない。

しかしドラマ自体は大根ばっかではっきりいってつまんない。よくこんな下手な役者ばっか集めたもんだと思う。・・・あ、そうか。“出演者全員マトモな演技をすることが禁じられている”大映路線を狙ったんだな。

なら脚本もっとクサくしなきゃ。このままじゃ最高傑作『スクールウォーズ』はもちろん、『ポニーテールは振り向かない』にさえ及ばないぞ。

やばい、いっこだけ社会的なことを書いとこう。今日煙草の値段が上がったのだが、僕は大学入ったときからラーク吸ってるので関係ない。あの頃はまさかラークとマイルドセブンの値段が同じになるとは、夢にも思っていなかったが・・・。


9月21日〜30日    10月1日〜10日    10月11日〜20日    10月21日〜31日

11月1日〜10日    11月11日〜20日    11月21日〜30日


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僕の世代だと他に、先般離婚騒動を起こした堀ちえみを一気にスターダムに押し上げた『スチュワーデス物語』、タイトルは忘れたがキョンキョンがピアニストを目指すおはなしなど、悲惨な筈なのにどうしようもなく笑えるという摩訶不思議なドラマばかり制作していたプロダクション。

追記:キョンキョンのドラマのタイトルは『少女に何が起こったか』だそうです。SHINOさん、教えてくださってありがとうございました。石立鉄男の「ミスタッチ! ・・・またミスタッチだ!」は憶えてたんですが、そういえば賀来千賀子も出演してました。
















































いままで観たなかでいちばん面白かったドラマは? と訊かれたら、僕は迷わず『スクールウォーズ』と答えます。不良の巣窟だった川浜高校がラグビーによって更正し、花園(高校ラグビー全国大会の会場。野球でいえば甲子園)を制するまでの過程を描いたストーリィ。

本来なら感動のものがたりの筈なのだが、初回から最終回まで毎回どうしても笑ってしまう箇所が最低三回は出てくるという、いまでは伝説と化したドラマ(笑)。
















































不良少女が音楽と出会い、更正してゆくというストーリィ。主人公の少女はドラマーで、喧嘩の際はスティックを武器にする。しかしプロになることが決定したバンドがレパートリィを一曲しかもってないって・・・(笑)。
















































「市内のパチンコ屋にいくと知ってるひとに会ったりしたときに恥ずかしい」という理由で、必ず隣町まで出かけるらしい。
















































もともと両親が「老後をふたりで暮らすために」購入した3LDK。勤めている会社に近いため、上の妹が家賃3万5千円(ちなみに通常の賃貸だと8万円)を親に払って住んでいる。ではなぜ実家にも上の妹の部屋があるのか・・・。わけがわからない。

追記:親のはなしだと、上の妹は現在家賃も月1万2千円の共益費も払ってないらしい(つまり共益費は親が払っているわけだ)・・・。それって反則じゃないの?
















































父は会社を経営していた。祖父のあとを継いだ二代目社長だが。たいてい会社というのは三代目のバカ社長(道楽息子)が潰すらしいが、僕が継ぐ前(継ぐ気なかったけど)に父が死んでしまった。

母は父が社長に就任してからずっと会社の経理をやっていたので、「従業員はみな子ども」なのである。ちなみに会社自体は現在も母が社長として存在しているが、父の死を契機に従業員を全員解雇して受注を止め、休眠状態になっている。
















































うちで自分用のクルマをもっていないのは僕だけ。つまりうちにはクルマが三台(亡くなった父は会社の軽トラを自分専用で使っていた)存在している。

別にうちが金持ちなわけではない。大分県内では高校を卒業すると、クルマなしでは身動きがとれない。学生ならまだしも、社会人となればなおさら。だからみんな、多少無理してでもクルマは買う。