日々是口実


CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやっています。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。

あ、あと12月1日以降に出てくる会話は、ほとんど大分弁を標準語に翻訳したものです。念のため。


12月31日(木)

父方の祖父の家を掃除にいく。午前中は陽があまり当たらないので、寒いことこのうえない。終わったあとお茶飲みながらTVを観ていて、長野オリンピックが今年の出来事だったということを思い出してびっくりする。

午後は図書館から借りた筒井康隆『夜のコント・冬のコント』(初)を読む。う、しまった。これ妙に真面目ではないか。

レコード大賞新人賞はモーニング娘。。←これ打ち間違いじゃないです、念のため。はじめてうたってるとこを見た。たしかに人数多すぎてうざい。大賞のglobeの曲を聴いたのも、きょうがはじめて。うーむ、郷土の英雄なんだけどねえ。

さて、そういうことで下の妹はクイズ番組出場のためTV局に出かけた。落ち次第迎えにいかなければならないのだが、かといってわざわざTV観て応援するほど妹想いの兄ではない。寝よう。


12月30日(水)

母と、父方の墓の掃除にいく。軽トラの後輪は空回りするわ二十ウン年ぶりの経験はできるわで、なかなか内容の濃い墓参りになった。

『吉里吉里人』、読了。『『吉里吉里人』と『蒼氓の大地、滅ぶ』−なぜ独立ものは東北地方が舞台で、しかも悲劇的な週末を迎えるのか−』というエッセイを思いついたが、ボツにする。


12月29日(火)

一日じゅう、図書館で借りた井上ひさし『吉里吉里人』(初)を読んでいた。ものすごいヴォリューム。面白くてすいすい読めるが、昨日から読みはじめて、11時間かけてまだ四分の一くらい残ってる。

クルマで二時間の町に住んでいる下の妹が帰ってきた。「ゲンコーをくれ、ゲンコー」と催促すると、ようやく書いてくれたので、さっそくアップロードする。


12月28日(月)

図書館から借りた村上龍『ラブ&ポップ』(初)、スピッツの歌詞やらすっ飛ばして斜め読みし、ジャスト一時間で読了。自分内村上龍のワースト1。素材自体はいいんだけどなあ・・・。

市立図書館は明日から休みに入るのでとっとと借りた本を返し、限度額ギリギリの三冊を新しく借り受ける。いつもは僕以外ふたりか三人くらいしか客がいないのだが、今日はさすがに主婦らしいひとを中心にちょっと混んでいた。いいことだ。

午後、“仕事納め”ということでパチンコにいってみる。勝った。夜、母がパチンコにいこうというのでつきあう。また勝った。今日一日(実働五時間くらいだが)で松屋の牛めし(並)が130杯喰える額が浮いてしまった。ひー。いつ揺り返しがくることやら。

抗議というかご意見というかをいただいたので、12月24日の日記の一部を削除しました。


12月27日(日)

図書館から借りた椎名誠『本の雑誌血風録』(初)を読む。藤代三郎『戒厳令下のチンチロリン』や群ようこ『別人 群ようこのできるまで』とダブる部分が多くて面白い。というか椎名さんの本はじめて読んだんだけど、面白いねえ。

で、『酔書日常』に書こうかと思ったんだけど、やっぱり自分のカネで買った本でないと自分の書きたいように書く権利(たとえそれが批判的なものでないにしろ)はないよなあ、と思いやめる。

フリューゲルス、天皇杯決勝へ。これまで「負ければ終わり」だったけど、とうとう「勝っても終わり」のとこまできちゃったね。僕は別にファンじゃないんだけど、ホントになんとかならないのかなあ。

そういえば今日は有馬記念だったらしい。以前にも書いたが大分にはウインズがない。つまり馬券が買えないので、まるっきり競馬に興味がなくなった。


12月26日(土)

図書館から借りた『時代小説セレクトY 戦国 軍師列伝』(初)を読む。やはり肌が合っているのか、戸部新十郎さんの『一眼月の如し』がもっとも面白いと感じた。あと、鍋島直茂を描いた滝口康彦さんの『権謀の裏』。

続いて西村寿行『監置零号』(初)。原田みたいな弁護士がいたら、俺がもし刑事事件起こしたときは絶対頼むんだけどなあ。いないんだろうなあ。

TVで『ターミネーター2』を観る。すでにロードショウで1回、ヴィデオで2回観てるんだけど、なん度観ても面白い。なんせシュワちゃんもサラもジョンも新型ターミネーターも、みんなカッコいい。

ところでこれを最初にロードショウで観たのは大学四年生のとき、当時あさひ銀行に就職が決まっていた友人(僕は留年が確定していた)とだった。ラストシーンのシュワちゃんを観て友人いわく、

「うーむ、ターミネーターというのは企業戦士の鏡であることだなあ。俺もかくあらねば」

の割に、彼はすでにあさひ銀行を退職していたりする。ちなみに僕の友人であさひ銀行に就職した奴はもうひとりいるが、彼もとっとと退職した。


12月25日(金)

今度は日付を間違えてましたね。すみません。決して12月24日を忘れたいと思って故意にやったわけではありません。

また大分市の職安にいく。・・・はずだったが、市街地に入ってから「求職受付票」(これがないと仕事の紹介をしてもらえない)を忘れてきたことに気付く。

これじゃ「まともに勤める気あるのか!?」っていわれてもいい返せないなあ・・・。とりあえず就職情報誌だけ買って、祖父のケアマンションに届け物に向かう。

ところで、“hyde”ってラルクのヴォーカルのことだったんですね。今日はじめて知りました。


12月24日(木)

大川豊『金なら返せん! 地の巻』(初)を読む。すごく面白いうえに知識が豊富になる。総裁は小説を書いたほうが借金返済が早くなるのではないだろうか。

続いて、鈴木剛介『THE ANSWER−ある若き哲学者の物語−』(初)。文章と内容の校正を頼まれているので、机と椅子を確保するためにわざわざ赤ペンとシャープペンシルをもって市立図書館へゆき、学習室に入る。

・・・な〜んちって。実はこれは“Marchy”の名付け親である友人の小説で、まだワープロ原稿の段階。'99年7月刊行予定ということなので、興味があるひとは読んでみてください。もしかしたら僕が解説を書いているかもしれません。

昼食に、市内に開店したばかりのモスバーガーにいってみる。高校時代の同級生の女の子が働いているという噂だったので気をつけていたのだが、あっさり発見されてしまった。

「お久しぶりー。あれ、太った?」ばかやろーあれからなん年経ったと思ってるんだ、単に顔がおぢさん化しただけだっての。俺だっていつまでも紅顔の美少年じゃいられないぜ(←をい;)。


12月23日(水)

このところ読書をサボっていたので、市立図書館から借りっ放しになっていた本に取りかかる。そういえば、こっちに帰ってきてから自分で買った本は「いつでも読める」と思ってしまうからか、いまだに一冊も読んでいない。

まず筒井康隆の短編集『薬菜飯店』(初)。収録作のなかで、『イチゴの日』が日本の差別とメディアの問題をカリカチュアライズしていて面白い。しかし俺、『サラダ記念日』読んでないからなあ・・・。

続いて難波利三『芸人同穴』(初)。これも短編集。タイトルだけで借りたのだが、たまにはこういう小説を読むのもいいなと思った。特に『やさしい一日』は自分の叔父とその息子のことを連想させ、文字通りやさしい気持ちになる。

新しいゲームセンターができたので、いってみた。場所は再来年高速道路のインターチェンジができる予定の地域。不景気のなか、市内でこの周辺だけは新しい建物がガンガン増えている。

うお、これは・・・。ストUもバーチャファイターもバーチャロンもワースタもないではないか。これでゲーセンとは片腹痛いわっ。まだ拡張工事の途中みたいだったけどね。


12月22日(火)

市内で唯一負け越しているパチンコ屋が今日新装開店だったので、いってみた。結果、市内すべてのパチンコ屋に勝ち越すことになった。金が減らないどころか増える一方だ。

・・・とかこういうくだらんことやってるうちにもう今日は冬至ではないか。なんてことだ、このままではこの日記は年明けまで続いてしまう。

株、円、債権トリプル安。結局政府のやったことって・・・。現在僕は当然増税(年収800万円以下)の立場。公共投資のカネは末端までいきわたらないだろうし。もっとも、じゃあお前、なんかいいアイディアがあるのかといわれても困るのだが。

夕方、玄関のチャイムが鳴る。母はまだ帰宅していなかったので、誰だろうと思ってドアを開けると、とてもかわいらしい女の子(小学校低学年くらい)が、

「ふじさわです。これ、お母さんにあげてください」

大根の包みを差し出してくる。藤沢さんというのは母の齢の離れた友人で、この間も生牡蛎をくれた。この子はどうやらその娘さんらしい。

母が近所の子どもたちにお菓子をあげて餌付けしているのを思い出し、一旦居間に戻ってチョコレートやらクッキーをもってきて渡す。

・・・はいいのだが、夜藤沢さん本人から母に電話があり、その女の子(さちえちゃんという)、「お兄ちゃんがすごくカッコいから、私ドキドキしちゃったあ」などとのたまったらしい(^^;。それを聞いた母、僕にひとこと。

「あんた、さちえちゃんが大きくなるまで待つ?」

聞けば彼女、いま8歳だそうだ。そりゃいくらなんでも犯罪だし、待てません。

しかしなんで俺って小さい女の子にしかモテないんだろう。これまでにも花やしきで11歳の女の子に逆ナンパされたし、4歳の女の子に「将来お嫁さんにして」とかいわれるし。求む適齢期の女性(T-T)。


12月21日(月)

年賀状のデザインを作っていたら、寝るのが5時になってしまった。さすがに6時半には起きられず、眼が醒めたら9時過ぎで家にはすでに誰もいない。

遅い朝食を摂って、年賀状作成の続き。年賀状作成ソフトがcsv形式のデータを取り込めるので、郵便番号調べ(これはエクセルの変換ウィザードで行う)と宛名書きもラクができる。特に宛名書き。僕は字が下手なのでありがたい。

イラクの空爆終了。そして攻撃を命じた人間の弾劾がはじまる。God bless you,クリちゃん。


9月21日〜30日    10月1日〜10日    10月11日〜20日    10月21日〜31日

11月1日〜10日    11月11日〜20日    11月21日〜30日    12月1日〜10日

12月11日〜20日


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ここらへんではまだ横の繋がり、たとえば親戚の農家から野菜をたくさんもらったり釣りが趣味のご主人がその日たまたま大漁だったりすると、友人や近所に“おすそわけ”する習慣が残っている。

だから食べものに好き嫌いがなければ、エンゲル係数は驚くほど低くなる。僕が知っている限り(つまり12月中)でも、我が家は魚10尾以上、白菜まるごと1ケース、大根4本、クッキーの詰め合わせetc.を無料で享受している。
















































実家は4階建てのアパートで、3LDKのためか若い夫婦(小さい子ども)の入居者が多い。前項“おすそわけ”や回覧板をもってくるのはたいてい子どもの役目。母はそうやって他人の家の子どもがやってくると、必ずお駄賃としてお菓子を渡す。

そーやって母はこのアパートに住む小さい子どもたちに「お菓子をくれるいいおばちゃん」というイメージを植えつけてしまった。なにが“おばちゃん”だ、トシを考えろ。

母いわく、「私ゃ孫がいないからねえ。自分の子どものうち誰か結婚して孫ができれば、孫だけかわいがるんだけど」。悪かったな、兄妹三人全員独身で。