日々是口実


CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやっています。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。

あ、あと1998年12月1日以降に出てくる会話は、ほとんど大分弁を標準語に翻訳したものです。念のため。


2月29日(火)

会社に貸与された本を読む。最初の一冊を真面目に読んでたら時間がなくなった(←だけじゃないだろ)ので、もはや完璧な斜め読み。ようやくあと一冊までこぎつける。これアップしたら読もう。

ニュースによると、「第二の2000年問題」は、やっぱりちょっとあったらしい。駅に定期を買いにいく際ちょっと心配してたのだが、ちゃんと発行された。よかったよかった。

・・・さて。今日で僕の「長いお休み」が終わります。いま計算してみたら、なんと通算527日! でも死ぬまでにもう一回くらい、こういう自堕落な生活を送ってみたいなあ。マジで。

で、このコーナー、最初のほうで「就職したら閉鎖」って書いたんですけど、とりあえず続けてみることにします。ただ、会社の悪口ばかり書いちゃうだろうし(^^;、ペース掴めるまでは、疲れて帰宅すぐ寝ちゃう可能性もあるので、更新は不定期で。

なるべく毎日更新しようと思ってますので、毎日このコーナーを読んでくれていたかた(いれば、ですが)、これからは気が向いたら寄ってみてください。


2月28日(月)

貯金をおろしに大分市へ。口座はF銀行なのだが、すでに残高がマイナスなので都市銀行でしかおろせないから(_ _;)。すると母が「マンションの片づけをやりたいから一緒にいく」という。

実家と大分市街地のちょうど中間(ちょっと大分寄り)に親名義のマンションがある。ちょっと前まで上の妹が住んでいたのだが、妹が結婚したのと実家を新築したので、現在他人に貸すため整理(主に妹の荷物)中。

・・・驚いた。「燃えないゴミ」の袋のなかに、音楽CD、未使用のフロッピィディスク、カセットテープ、ソニーのディスクマン(電子ブックを再生する機械らしい)などがガンガン入っている。

な、なんてもったいない・・・。慌ててフロッピーやCDを救出する(←貧乏性)。こういう奴(妹)がいるから地球資源が枯渇するんだよな。まったく同じ兄妹とは思えない。

しかし・・・。僕はMOドライブをもっている。フロッピィは10枚ほど回収したのだが、はたして一生で使い切れるかどうか・・・。あ、そうだ。会社に寄付してしまおう。

そういうわけで、からだを慣らすために朝六時起き、五日目にしてついに17時過ぎまで昼寝せずに過ごすことに成功した。しかし一日中眠くてしょうがなかった。

そうそう、途中中古ソフト&古本屋に寄ったら、『バイオハザード CODE:Beronica』のデモがやってて、「すっげえ欲しいっ!」と思った。お気に入りのクレアも出てるし。でもドリキャス・・・。


2月27日(日)

一日中、会社から貸し与えられた本を読んで過ごす。専門書なので書名は書いても仕方ない。当然専門用語が多くて、面白い箇所も多分にあるのだが、読んでいて眠くなる。

友人と二泊三日でスキーにいった母を迎えに、大分駅まで出る。とはいえバスは大分駅着23:00なので、いきがけ久しぶりに温泉にいき、久しぶりにまんが喫茶に寄る。『封神演義』はコミックのほうが面白い(原作でディテイルを掴んでいる面はあるが)。

で、従兄弟の店で飲みながら母を待つ。店に客は僕ひとり。おかげでカラオケうたう気にもなれなかった(^^;。


2月26日(土)

大分市の病院に検診にいく上の妹夫妻に便乗して、祖父のマンションへ(病院からクルマで10分)。仕事が決まったので、これからはそうそう来れないと伝える。「痛し痒しだなあ」といわれた。

カフカ『変身』(高橋義孝訳、回数不明)を読む。不条理だ。主人公の死によって家族は平安を手に入れ、以前の生活より実はよくなったのではないかと考えはじめる。「作者が死んで76年」経っている、やはり名作。


2月25日(金)

越智(前)金融再生委員長って、本気でバカだと思う。西村官房長官が「強姦」問題で辞めたのはついこの間(というほどでもないか)だ。そもそも公共の場所であんな発言をすること自体、思慮に欠けているといわれても文句は返せまい。

しかし、新聞報道によると「講演のテープ」を入手した民主党がコトを公にしたことになっている。リーク? ともあれ小渕クンはとっとと尻尾を切った。あのオヤジ、いちばん舌禍に巻き込まれそうなイメージなんだけどなあ。

海音寺潮五郎『悪人列伝(二)』(回数不明)を読む。僕は性善説の立場なのだが、人間誰しも悪人になれる要素を抱えていると思った。北条政子なんて、逆に可哀想。


2月24日(木)

始業8時の生活に備えて、6時に起床。眠い・・・。今日は会社への提出書類をゲットするのに奔走。まず、小学生の頃からのかかりつけのお医者さんに健康診断を頼む。うわ、トシ取ったなあ・・・。

次いで戸籍抄本を取りに市役所へ。受付の奴がやたら態度がデカくてムカつき、「お前なに様のつもりだ、俺の税金でメシ食ってんだぞ!」と叫びかけて気付いた。僕はいまのところうちの市に住民税を一円も払っていない(爆)。

困ったのが「免許・資格のコピー」だ。英検二級の合格証書がどこにいったかわからない。採用の条件のひとつが「英検二級」なので、これを提出しないとさすがにヤバい。ただでさえ僕のいまの英語レヴェルは英検四級以下だし。

ネットで「英語検定&STEP」で検索してみる。日本英語検定協会がホームページを開設していて、有料だが「合格証明書」を発行してくれるらしいことがわかる。いやあ、やっぱりこういうときはインターネットは便利だ。

ふと陶晴賢の人生を振り返ってみたいと思って、海音寺潮五郎『悪人列伝(三)』(回数不明)を読む。悪人って、ある意味すごく魅力的だと思う。自分にはできないことをやってしまうし。


2月23日(水)

昼過ぎ、T市の会社からTEL。「採否の件でおはなしがありまして、会社までご足労願いたいのですが」。なんだ? 採用なら「採用が決まりましたので打ち合わせを」とかだろう。しかも今日の今日だ。

これはおそらく「不採用なので交通費をお渡しします」ということだろうと考え、とりあえず(印鑑をもって)指定された16時過ぎに会社を訪れる。待つこと約十分。現れたKさんは開口一番、

「採用が決まりましたので、お知らせします」

はあ? いままで落ちることしか考えてなかったので、一瞬思考が停止してしまう。とりあえず「どうもありがとうございます」ということばは、口から出てきたが。

で、出社は3月1日からなのだが、その際に持参、提出する書類のリストを渡され、説明を受ける。多い。で、入社までに読んでおくようにと4冊の本を渡される。げんなりする。説明が終わったところで社長と常務が登場。

社長は好意的で、「期待してるから頑張ってくれ」とかいってくれた。常務も今日は(なぜか)好意的だった。常務からいろいろ説明(ほとんど一方的だが)を受け、17時頃会社を出る。

なんかまるっきり実感が湧かない。というより気分が塞ぐ。いや、ここまできて断るのはもちろん失礼だと思うが、「異存はありませんか?」ということばが欲しかった。と、思う。

というわけで、就職は決まったわけなのだが、なんか素直に喜べない、複雑な気分。実際こうやって書いていて、自分でもよくわからない。今日は早く寝よう。


2月22日(火)

第45回小学館漫画賞は面白かった。児童向け部門がコロコロコミック、少年向け部門が少年サンデー(しかし河合克敏さんって『帯ギュ』でも受賞してたような気が)掲載作品なのは例年通り。身内(小学館)に賞を与えるという状況。

ところが、少年向け部門もうひとつの受賞が『ヒカルの碁』(少年ジャンプ掲載)、少女向け部門は『バラ色の明日』(別冊マーガレット掲載)で、なんと両方集英社。しかも一般向け部門は「該当作なし」。

つまり小学館主催の賞なのに、受賞四作品を小学館と集英社で分け合うカタチになってしまったのだ。候補作を見るとそれでもかなり「譲歩」した形跡が見られるのだが、これはいい傾向だと思う。

ところが笑ってしまうのは、それではカッコがつかないと考えたのか「審査委員特別賞」を設けて、日暮修一さん(ビッグコミックの表紙担当)と村松誠さん(ビッグコミックオリジナルの表紙担当)両氏に与えていることだ。もちろん二誌とも小学館発行の雑誌。

いえ、もちろん僕もこのおふたりの仕事は評価されるべきだと思います。でもさ、なんか逆にカッコ悪くないかい、これ。こういう状況で「特別賞」を作ったから、さらに。

ちなみにこの賞、審査員の顔ぶれもすごいぞ。計8人のうち、小学館発行のコミック誌に連載をもっているひとが(知っているだけで)半数の4人だ。これじゃ審査が「身内寄り」になるのはしょうがないよね。

たぶん「小学館漫画賞」の審査員に鳥山明さんが就任したり、「講談社漫画賞」の審査員に秋本治さんが就任したりしないと、結局賞の価値自体がなくなってしまうんじゃないかな、と思った。

ところでいくえみ綾さん、受賞おめでとうございます。『POPS』と『天然バナナ工場』はコミックスもってます。その後は別冊マーガレット自体読まなくなってしまったので・・・(爆)。


2月21日(月)

天野祐吉『広告みたいな話』(初)を読む。単行本が昭和62年刊なのではなしの内容がちょっと古いが、面白く読めた。「言文一緒の時代」には唸らされたし、「テレビの時代」はまさにその通りだと思う。

バランタイン(ウィスキィ)の応募者全員プレゼントのビジネスバッグが送られてきた。僕は前の会社に勤めていた頃、ハワイの土産物屋で貰った布製のバッグ(というか手提げ袋)を愛用していたのだが、さすがにこの齢になると恥ずかしい。

「バランタイン特製ビジネスバッグ」は、色も素材も全プレの割には悪くない。それを見た母、「まあっ、なんていいタイミング。きっと就職もうまくいくわねっ!」。・・・ならいいけど。


1月1〜10日    1月11〜20日    1月21〜31日

2月1〜10日    2月11〜20日


1998年9月〜1999年12月までの日々是口実


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