CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやっています。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。 あ、あと1998年12月1日以降に出てくる会話は、ほとんど大分弁を標準語に翻訳したものです。念のため。 |
2月20日(日) 前フリ。この前上の妹が、「兄ちゃん、新潟の幼女誘拐監禁事件の犯人と、京都の小学生殺害事件の犯人って、共通項があるんだよ。知ってる?」というので、「なんだよ?」と聞くと、 「独身で、母親とふたりで暮らしてて、無職」 「だから近所で同じような事件があったら、警察はまっ先に兄ちゃんのこと調べにくるよ。普段からアリバイつくっといたほうがいいよ」だと。をい、冗談になってないぞ〜。 で、今日、しずくの通う保育園で「おたのしみかい」(普段習っていることを親などに見せる、いわば発表会)があるというので、いってみた。0〜6歳児を預かってる保育園なので、僕みたいな輩は普段はなるべく近づかないほうがいい場所だ。 驚いた。会場に詰めかけた親や祖父母のうち、実に三人にひとりがヴィデオカメラを抱えているのだ。なかにはガンマイク付きのかなり高価そうなものを、これも高価そうな三脚で固定してるひとまでいる。 いや、思うんだけどさ。いま撮ってるヴィデオって、将来子どもを不良にする原因になるか、「あの子もこの頃はあんなに素直でかわいかったのに」と涙する材料にしかならんと思うぞ、きっと。 だから僕は、将来自分に子どもができたとしても、ヴィデオカメラは買わないと思う。まあ、しずくの家は母方の祖父(僕の母の夫)と父親、ふたりがそれぞれヴィデオカメラを持ち込んでいたので、あまり文句はいえないのだが(笑)。 清水義範(え・西原理恵子)『おもしろくても理科』(初)を読む。「あとがき」で清水さん自身が書いているように、西原さんのイラスト(というかツッコミ)にかなりの部分救われていると思う。 いや、実際、科学に興味のないひとにそれをわかりやすく説明するのは難しいと思う。結局のところ、実は本書にも登場する村上陽一郎先生(←大学で教わったので)の本を読んだほうがわかりやすかったりするのだ。 午後、T市の会社で社長(最終)面接。こらあかんわと思った。常務(社長の息子)と取締役が同席したのだが、常務は前回のことがあるからともかく、取締役が露骨に悪意を向けてくる。具体的には書かないけど。 社長は高齢(たぶん70歳くらい)なので、常務(つまり、遅くとも10年後には次期社長。たぶん)になにか吹き込まれたのだろうか。まあ、合格する望みは薄くなった。いや、受かってもこういう会社で働く気が・・・。 バクシーシ山下『セックス障害者たち』(初)を読む。いや、もう・・・。すごいです。内容が。出てくるひとたちもすごいんだけど、山下さん自身も・・・。なんというか、表現できないすごさ。 ところで、一箇所面白い部分があった。海外旅行やらエステかけもちやらでローンで首が回らなくなってAV女優になった女の子について書かれているくだりがあるのだが、 > で、彼女は以前、○田荘子に取材されてるんです。 > (中略)「借金でAV女優になった人」という扱いで。 > で、取材したのは○田荘子本人じゃなかったらしいんだけど、 > (中略) > スゴイです、○田荘子のゴーストをイライラさせた女(笑)。 (引用文中、名前は伏字にした。また、傍線は引用者による) 実は僕、この本を過去に読んでいる。あえて書名は出さないけど。で、こいつ(○田荘子)なに様のつもりだとか憤慨して、もうこいつの本読まねえ、と決めたのだが。そうか、ゴーストが書いてたのか。それじゃしょうがない(笑)。 明日は最終(たぶん)面接なので、大分職安いきはお休み。ていうか、この期に及んで別の会社捜すのはさすがに失礼だと思う。雑文書いたりゲームしたりして、一日ぼーっと過ごす。 図書館で借りた林美江子『アマゾン不良少女日記』(初)を読む。もう返してしまったので(しまった)、記憶で書名と著者名書いてます。間違えてたらすいません。次に図書館いったときに確認します。 さて、内容はというと、鷺沢萠『私はそれを我慢できない』の解説で姫野カオルコさんいうところの「けっこう巷にまかりとおっているこの種の」文章。だから内容自体は面白いが、ちょっと嫌な気分になる。 まあ、これは最後まで読めたからいい。一度、どうしても鼻持ちならない文章で、せっかく(文庫だが)新刊で買ったのに途中で読むのをやめてしまった本がある。やっぱり文章書くって難しい。 メールを書いていたら、変なことばが漢字変換候補に挙がる。あれ・・・、と思って調べたら、ATOK13の単語自動登録機能を解除するのを忘れていた。 IME辞書というのは、自動登録をオンにしていると学習すればするほど馬鹿になる。ミスで変換した単語“MArchy”とか)まで登録されて変換候補になってしまうからだ。HDの容量も食う(たいした量ではないが)。 で、自動登録された単語を全部クリアし、自動登録機能を解除した。これだけで一時間近くかかった。はあ〜。次にWin95再インストールするときは気をつけなきゃ。 図書館で借りた西村寿行『賞金犬』(初)を読む。あれっ? と思った。短編集なのだが、中途半端な終わりかた、内容自体もなにがテーマなのかよくわからない作品ばかりだ。西村さんにしては珍しい駄作、だと思う。 うわ、今週号の『HUTER×HUNTER』(@週刊少年ジャンプ)はすげえぞ。まあ、原稿がオチるよりはマシなんだろうけど・・・。編集者もよくこんなの掲載したなあ。 で、だな。 『ゾンビパウダー』が終わってしまったあああっ!!! なんてこった。最近の週刊少年ジャンプ編集部は、ちっとははなしがわかりそうな雰囲気だったのに。やっぱ馬鹿ばっかなのか? いい加減アンケート結果だけでで連載切るのをやめろ、ホントに。 保険金目当てに夫(もと他人)を殺すのは理解できるが、教唆されたとはいえ、自ら腹を痛めて産んだ子どもを殺すという心情は、僕にはどうしても理解できない。 しかし、考えてみれば、日本でも昔から「水子」「間引き」という形の子殺しはあった。結局は貧しいから産んでも(生きていても)育てることができないがゆえに、だ。じゃあ保険金目当てと、どこが違うのだろう。 寒が戻ったというのか、めっちゃ寒い。おまけに強風。ランニングに出たら、向かい風を受けると進むのがやっと。帰ってゆったりと熱い風呂につかる。こういうときは自分が日本人でよかったと本気で感じる。 図書館で借りた花村萬月『ゲルマニウムの夜』(初)を読む。芥川賞受賞作なのだが、読んでみて驚いた。こんな作品が芥川賞を受けられる(いい)時代になったんだなあ、とつくづく思った。 それを考えると西村寿行さんも隆慶一郎さんも、運が悪いと思う。まあ、直木賞は選考委員に馬鹿が混じっているのでしょうがないが。あ、『ゲルマニウムの夜』はすごい(あえて“いい”とはいわない)小説です。ちょっと気分悪くなるけど。 チャールズ シュルツ氏が死んだ。僕はキャラクタライズされたスヌーピーが大好きで、小学生から高校くらいまでスヌーピーのグッズ(ノートとかえんぴつ)を使っていた。ご冥福を。 T市の会社(Kさん)からTEL。社長面接(最終)を19日に行うとのこと。いちおう関門はくぐったわけだが、僕は今までに二度最終面接で落ちた経験をもつ男だからなあ(←自慢にならん)。 クレーンゲームで生きた伊勢海老や蟹を景品に企画した会社が、動物保護団体から抗議を受けたらしい。僕はどっちの側につくつもりもないのだが、ただ、「一回100円かなあ・・・」と涎を垂らしそうになった。 昨日から上の妹夫妻が家にきている。で、明日は父方の祖父の90回目(!)の誕生日なので、妹夫妻と一緒に大分市まで出て、皆文堂(文房具屋さんだが書道の道具が充実している)で墨汁を買い、プレゼントとして届ける。 往きも帰りも妹のダンナさんが運転したおかげで読書ができ(をい;)、寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』(初)、読了。競馬に関する部分がすごくいい(馬の名前のほとんどはわからないが)。 新潟の女性監禁事件に触発されて、というわけではないが、西村寿行『症候群』(回数不明)を読み返す。表題作だけ読むつもりだったのに、やっぱり面白くて全部読んでしまう。 市立図書館に本を借りにいったら、成人向け(児童向けじゃない本)のコーナー、全部著者別に並べ替えられていた。すごいぞ。前は鈴木光司の『バースデイ』が「は行」(の著者の書架)に入ってたりしてたのに(笑)。 よほど仕事熱心な司書かバイトが入ったに違いない。しかし逆に完璧に著者別に並べられると、『バースデイ』や『漂流街』が二冊あったりするのがもろバレ。まあ、この状態もなん週間続くことやら。 帰り、城趾公園を通ると、梅が咲きかけていた。もうそんな季節か。自然で季節の移り変わりを感じると、やっぱりちょっと焦る。 『封神演義』(安能務:訳、初)、中巻および下巻読了。下巻は一気読み(=面白い)だったのだが、ちょっと気分が悪くなる。殺されるために出てくるというか、登場して10行くらいで死んじゃうキャラとかいっぱいいるし。可哀想。 お気に入りの黄王祥クンも死んじゃう(しかもあっさりと)し。彼には生きていてほしかったなあと思う。それにしても最後の「封神榜」、名前でどういうキャラってわかるのがほとんどいなかった。読みかたに問題ありだなあ。 |
1月1〜10日
1月11〜20日
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