CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやっています。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。 あ、あと1998年12月1日以降に出てくる会話は、ほとんど大分弁を標準語に翻訳したものです。念のため。 |
2月10日(木) T市の会社の筆記試験。試験自体は、ボーダーが70点なら楽勝、80点だとギリギリ、という感じ。最近ほとんど自分の手で文字を書かないので、作文を書いてる最中なん度も手がつりそうになった。ところで、 次の( )に文字を入れて、四字熟語を完成させなさい。 夏( )冬( ) 逆ならまず“冬虫夏草”なんだろうけど・・・。“夏休冬休”、まさか。“夏至冬至”、そんなわけあるか。結局時間が足りなくてブランクにしたが、これいったいなんだろう? で、以前もお会いしたKさん、Sさんとまず面接。もうほとんど、という感じで、入社してからの注意とか待遇とか試用期間の説明とか仕事の細かい内容とかを聞かされる。で、予想通り、 「あの、うち同族会社ですからね、たまに社長のプライヴェイトな用件とか、仕事にまったく関係ないこと頼まれたりしますけど、大丈夫ですか? あなた正義感強そうだから、ちょっと心配なんです」 といわれた。「程度によります」と答えたが、そうとしか答えようがない。・・・危ないなあ。もし入社できても、それが理由で三日くらいでこっちから辞めちゃう可能性もあるなあ。 で、三者での面接は終始和やかに(大過なく)進んだわけなのだが、途中で例の(たぶん三代目の)常務が参加した。ここで失敗した。いや、厳密には失敗ではないんだろうけど、 「最近、どんな本読みました?」 「いま読んでいるのは『封神演義』です」 「はあ?」 で、本の内容や成立過程(これは上巻の最初に書かれている)を説明しなければならない。その後、本来は日本の戦国時代の時代小説が好きなんです、というと、 「戦国時代の人物でいちばん好きというか、興味があるのは?」 「松平忠輝です」 「はあ?」 で、また説明。いっておくが、僕は別に先方を困らせているわけではない。正直に答えているだけだ。気の利いた奴なら大友宗麟(郷土の英雄。大分県人ならたいてい知っている)と答えるのかもしれないが。しかし、さらに、 「じゃあ、現代で、最も尊敬というか興味のある人物は?」 「・・・隆慶一郎さんです」 「はあ?」 これは結局説明しなくて済んだのだが、しかし他にどう答えればいいのだろう。最初に頭に浮かんだのは田中正造だったが、これは経営者にとってウケの悪い答えに決まっている。 じゃあ野田知佑さんとか下川祐治さん。駄目だ駄目だっ。ふたりともサラリーマン失格組だ。「こりゃ勤めても続くまい」と心証を悪くするのは眼に見えている。 先述の松平忠輝にしてもそうなのだが、これらの答えはもし先方が内容を知っていたとしても、逆にウケが悪い。再度書くが、僕は別に自分の知識をひけらかしたり、相手を困らせたりするつもりはまったくなかったのだ。 単に正直に受け答えしていっただけなのだが、それが相手の心証を悪くする結果になったのは間違いない。まあ、上に挙げた以外の他の話題もまずかったのだが、最後は露骨に不機嫌な顔をされてしまった。おかげで終わり際、 「えーと、今日の結果を踏まえて検討させていただきまして、いい結果が出れば最後に社長に会っていただきます」 といわれてしまった。常務が去ったあとKさんが、「常務はああいったけど、今日の結果がどうであろうと社長面接はやりますよ。それで最終的な採否が決まりますから」とフォローしてくれたが、わかるものか。 社長の人物にもよるが、下手すれば常務が「ありゃ使えませんね。私なら採用しません」と注進してアウトだ。わー。俺ってやっぱり勤め人に向いてないのかも・・・。 久しぶりに“雑文”をプリントアウトしてみる。やっぱり横書きのモニタ画面だと、同じことが書いてあるのに気付かない部分とかが多い。結局紙は絶対になくならないんだろうな、と思う。 『封神演義(上)』(安能務:訳、初)を読む。面白い。酒見賢一さんの『墨攻』を読んだときもそうだったが、中国の歴史ものというのは日本と違った意味で面白い。名前の判別がキツいけど(^^;。 ・・・にしても、長いわあ。上巻はほとんど背景と状況説明って感じ。ようやっと太公望が登場、姫昌が兵を挙げたと思ったら、終わってしまった。中巻以降が楽しみではあるけど。 大分市の会社の入社試験(倍率最低25分の1)。開始は10時から、クルマなのでちょっと余裕をもって家を出る。場所はバイパス沿い、先々週大分職安にいった際に確認しているので安心だ。 ・・・が。記憶の場所に建物がないのだ。見つからない。おまけに大分市内は猛烈な雪で、見通しが悪い。そのうえ雪と工事のせいか、県道はかつて見たことのないような渋滞。焦る。 二十分前に到着していた筈が、渋滞のせいもあってたちまち五分前。焦る。で、母に電話する。「○○(地名)って、球場の辺りだっていってたよね」「そう」。クルマを路上に停め、吹雪のなかを徒歩で捜す。でも見つからない。 結局10分過ぎたところでもう駄目だと諦め、クルマに戻って家路に着く。5分ほど走っていると・・・。ぐは、こんなとこに目指していたビルがっ! 既に時間は10時20分。受付にいくと、「もう駄目です」。うう。 致命的なミスをいくつか犯した。まず、出がけに母から「球場の近く」と聞いてしまった先入観。あと、実は今日受ける筈だったのは「会社」ではなく、社団法人。で、たしかに球場の近くにはその業務に関連する建物がびっしり並んでいる。 実際、徒歩で捜していた最中に入ったビルには「○○協会」「○○協会」と、近い業務の社団法人がいくつも入っていた。だから、「この辺の筈だ」と勝手に思い込んでしまっていた。実際はその法人だけ、ちょっと離れた場所に存在していたのに。 次に、地図はなくとも先方の電話番号はわかっている。焦っていたとはいえ、なぜ母に電話してしまったのか。先方に直接電話して場所を訊き、状況を説明したほうがよかったのではないか。 ともかく、完全に自分のミス。自分が情けなくて、帰り、高速走行中に急ハンドルを切りたい衝動に、なん度もかられた。まだ生きてるけどさ。 まあ、プラスに考えれば、神様が「T市の同族会社(明後日に筆記試験)にいけ」といってるのだと解釈できる。ただ、マイナスに考えれば、今週の運勢は最悪、ともとれる。 ともかく帰宅。こういう(マイナーな)気分のときはディックに限る。で、フィリップ・K・ディック『高い城の男』(浅倉久志訳、初)を読む。 うー・・・、「ヒューゴー賞受賞、ディックの最高傑作」の筈なんだけど、なんか物足りない。個人的には『電気羊』のほうがいい。これはやはり、僕がSFを「SF的観点」から読んでいないせいだと思う。 たまたま夕食と重なったので、TV『学校へ行こう!』を観た。はっきりいうぞ、これ全部ヤラセだ。おまけにお前らみんな狂ってるよ! 親も子供も。マジで吐き気がした。僕はぢょしこおせえがすごく好きだが、ヤマンバとだけはえっちしたくない。AK-47で皆殺しにしたいくらいだ。 しずく(従姉妹の娘、二さい)がまた熱を出して、午前中うちにきた。「最近しずくネタ多過ぎ」という指摘を受けたので、今日はこれだけにしときます。 松本人志『遺書』(初)を読む。「ババロア頭」とか「ドラッグ」とか「天才少女」とか、なんといっても「田村亮子はぶ○だとはっきりいう」とか、自分と考えかたが似ている部分が多いのに驚く。 というか、これらの話題ってみんな普段は触れないけど、実はそう思っていることのほうが多いのかもしれないなあ。松本さんはまあ、あえてそういう姿勢をとってるわけなのかもしれないけれど。 図書館で借りた桐野夏生『柔らかな頬』(初)を読む。うがーっ、不満だ! 『藪の中』(芥川龍之介)がモティーフなのかもしれないが(違ってたらすいません)、これだけ枚数費やしといてそれかい! いえ、もちろん面白い小説ではあるんです。約四時間かけて(ランニングさぼってまで)一気読みしちゃいましたし。でも、昔少年探偵団やホームズを愛読していた身には、やっぱりこのラストは不満だああっ! 関係ないけど、“有香”に『サクラ大戦』のアイリスをイメージしてしまった(しかもアタマのなかでずっと有香の台詞を西原久美子さんが喋ってくれていた)僕は、立派な人格破綻者です。 別大マラソン。昨年もそうだったけど、モニタのなかのアスリートたちが見慣れた景色のなかを走っているというのは、なんとなく気分がいい。 レースは旭化成の榎木選手が優勝。なんか久しぶりに日本人選手の優勝を見たように思うのは、気のせいだろうか。もっともタイムは2時間10分44秒。高速化の進むマラソン界では平凡なタイム。五輪選考に含まれないレースは悲惨。 『さんまのからくりTV』を観て(たまたま夕食と重なった)いて思った。最近のシロウトって、みんなほとんどセミプロだよなあ。面白い。でも、やっぱりプロじゃないんだよね。いま、プロもプロじゃないし。 とりあえず連絡待ちだった一社(地方新聞社の新設子会社)からは通知がきて、「正社員としての採用は見送るが、サポートスタッフとして採用の可能性があるので、後日また連絡する」とのこと。 “サポートスタッフ”というと聞こえはいいが、要は臨時雇い。登録だけしておいて忙しいときだけ働き、報酬は成果型ということだから、下手するとアルバイトより待遇が悪い。まあ、仕事決まらなければ、お金くれるならなんでもやるけど。 さて、午後はT市の会社で面接。・・・と思っていたら、「今日はとりあえずお互いのことを知るということで、まあざっくばらんに“雑談”という感じで。そのうえでそちらがよろしければ試験を受けてください」とのこと。 もっとも、そのほうがこっちも助かる。自分の英語力がどれくらいかなんて、試験やってもらわなきゃわからない。変にことばの遣り取りだけで過大(もしくは過小)評価されてしまっても困るし。 で、総務のKさん、Sさん(入社した場合、直属の上司になるひとたち)と話す。ふたりともすごくいいひとで、人柄が顔や喋りかたに溢れている。こんなひとたちとなら一緒に働きたい、と思う。 が、30分ばかり和やかに話したところで、“常務”というひとが加わった。名字が会社の名前と同じだったので、なんか嫌な感じが。しかも、人柄(悪い)が顔に滲み出ているタイプ。 結局その後一時間半いたのだが、そのうち一時間は(「訊きたいことがあったらなんでも訊いてください」といったにも関らず)彼がひとりでべらべら喋っていた。Sさんなんて常務を嫌っているのが露骨に判る。 まあ、ともかく試験は受けさせてもらうことにして、会社概要を貰って帰った。帰宅してそれを見てみると、やっぱり完全な同族会社。一族で株の100%を握っている。常務はどうやら社長の息子らしい。 うー、会談の雰囲気からすると、試験である程度の点数が取れればまず大丈夫な感じがするんだけど・・・。通勤時間も短いし、給料も県内でいえばいいんだけど・・・。悩む。 明日は面接、来週の火曜は別の会社の試験、そのうえ履歴書&職務経歴書を送って連絡待ちが一社。ので、大分職安にいくのはやめにする。 ただし、髪が伸びている。面接前だし、床屋(大分市内のいきつけの店)にいく。ついでに途中の安いスタンドでクルマにガソリンを入れる。ついでに大分市街地まで出て(うちの市内に都市銀行は存在しない)貯金を下ろす。う、結局同じ。 レンタルヴィデオ屋にいく。えっちなヴィデオ(僕だって健康な成人男子だからたまにはそういうのも観るのさ)を借りようとカウンタにもっていくと、バーコードをなぞって店員さんいわく、 「これ、一度観てますけどいいんですか?」 「そ、そんなのわかるんですか!?」 「ええ。よろしければ履歴をリストアップしましょうか?」 さすがにそれは断り、別のを借りる。しかしこういうシステムって良心的だとは思うけど、ある意味怖いよなあ。「あの客、いっつもロリコンものばっか借りてくよな」とか噂されてたりして。 議員定数削減法案成立。しかし、本会議をボイコットする野党、それを承知で決めてしまう与党、どっちもどっちだ。結局民意なんてどうでもいいんじゃないのと思う。 これじゃいま解散総選挙やったとしても、また棄権票が増えるだけだよ。そうすると結局自民党が有利になっちゃうわけで・・・。あ〜、この国ってホントにヤだ。 それにしても、昨夜のニュースで本会議場の様子が映されていたが、法案成立「反対」が一票だけあった。どういうことだろう。「定数削減されると自分の選挙が危ない」と思った議員が入れたんだろうか。謎だ。 以前朝刊の読者投書欄に、 「煙草は害です。お酒は酔って他のひとに害を加えない限り、害ではありません。ドラッグは違法ですが、他のひとに迷惑はかけません。煙草は吸うだけで煙を出し、他のひとの迷惑になります」 というのが載っていて、ああついに嫌煙運動もここまできたかあ、それにしても全国紙がよくこんなラディカルな意見を掲載したもんだなあ、と思っていたのだが、今日の朝刊に、 「私は煙草を吸いませんが、自動車の排気ガスや工場の排煙などのほうがよほど害になります。あまり喫煙者をいじめないでください」 という意見が載っていて、ほっとした。筒井康隆さんの『最後の喫煙者』(手元に本がないので記憶が曖昧)を思い出した。政府は煙草を違法にするわけにはいかない。煙草税を一気に上げるわけにもいかない。 注:ここから先の内容は、(たぶん)マニアックです。 『サクラ大戦2』、やっと終了。やっと、というのは、前作に比べて所用時間と、システムなどの内容がハードなため。さて、1と2、両方やってみた(特に1は全キャラクリア)感想は、 これ、はっきりいって、いいゲームです。 アドヴェンチャーとアクションのバランスが、非常にうまくとれている。2は、ちょっとキャラを多く出し過ぎたためにアドヴェンチャーパートが多少うざくなっているけれども。 ともかく、1を1,280円、2を2,480円で買った価値は充分ありましたです。あ、もしこれ読んでるあなたが『サクラ大戦』をプレイしようと思うなら、やっぱり1からやることをお薦めします。 1を先にやっておくと、システムやストーリィの輪郭が掴みやすいし、2が多少簡単になります。逆に、2を先にやっちゃうと、1が簡単になり過ぎて逆に困るかもしれないので。・・・もっとも、最終キャラは、倒すのが目的なら2のほうが楽。 午前中は履歴書書き。最近はシャープペンシルで下書きをした後ボールペンで清書しているので、間違いはまず起こらない。・・・と油断していたのが運のツキ。 「配偶者」の欄で「有」に○をつけてしまったああっ! ○をつけるだけの箇所は下書きをしない(それを間違える自分がとんでもないアホ)。かといって下書きも含めて作成には二時間もかかっている。うーどうしよう、と悩んでいると母が、 「×印つけて訂正印押しとけば?」 うー、本来なら書き直すのが筋なんだろうけど、たしかにそれくらいやっとけば誠意も認めてもらえるかなあ・・・。結局そうすることにして、郵便局に投函。さて、無事面接までいけるかどうか。 『サクラ大戦2』をちょこちょことプレイしている。やっぱり1より操作が複雑になっていて、バトルが結構キツくなっている。もっともストーリィや設定はさすが、よくできている。 |
1月1〜10日 1月11〜20日 1月21〜31日 |