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CAUTION: このホームページはもともと個人的なものですが、ここでは日記ということもあって、さらにいいたい放題をやって います。気分を害されたかたは、抗議してくだされば訂正します。 あ、あと1998年12月1日以降に出てくる会話は、ほとんど大分弁を標準語に翻訳したものです。念のため。 |
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10月31日(金) 前日へ 不動産屋に賃貸契約書の受け取りとハローワークで求人新聞(毎週金曜日発行)をゲットしたのに外出(その前に風呂に入って髭を剃ったが)した他は、ほぼ図書館で借りた貴志裕介『兎は薄氷に駆ける』(2)を読むのに費やす。 2回目なのは、以前毎日新聞で連載されていたのを読んでいたからだが、やっぱり一気読みすると違う。連載中はなんヶ月も前に提示されていた箇所をほんのなん時間か前に読める。理解力が雲泥の差だ。 しかし、怖い小説だなあ。最後にどんでん返しがあるのだけは記憶に残っていたが、こうくるとは思わなかった。・・・この辺、僕の記憶力と理解力にも問題があるのかもしれない。 なんか疲れてる感があったので、基本火曜と木曜のウォーキングは今日はお休み。図書館で借りた今村翔吾『茜唄(上)』(初)を読む。平清盛の死後、実質的に平家の棟梁となった平知盛(たいらのとももり)が主人公。 そして、その傍らにはいつも、川原正敏の漫画『修羅の刻』でも描かれた、猛将平教経(たいらののりつね)。いわゆる源平合戦のものがたりである。 僕の歴史の知識でいうと、戦国時代>幕末>源平合戦>南北朝、という、たぶんほとんどの日本人と同じものだろうが、歴史的な結末を知っているからこそ、今村さんがこのあとどう描くかに興味がそそられる。 午後は同じく図書館で借りた今村翔吾『茜唄(下)』(初)を読む。僕が司馬遼太郎氏があまり好きではないのだが、それは氏が自分の人物に対する好悪を隠さないことだ。しかも、氏は間違いなく嫌いな徳川慶喜を主人公にして小説を書く。 今村さんにも、おそらくその傾向はあるのだが、好きな人物に沿って書いているからまだ好感がもてる。それがきちんとクライマックスに通じている。・・・まあ、「本当の主人公」に関しては最後までまったく予想ができなかったのだが。これ、ある意味叙述トリック。 パークプレイス大分へゆき、映画『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に』(1997年、日本)を観る。一度レンタルヴィデオで観ているのだが(それも20年以上前!)、さすがに劇場での体験はすさまじい。 今回なにがよかったといって、『甘き死よ、来たれ』を聴きたくて5年くらい前に衝動買いしたこの作品のサウンドトラック『THE END OF EVANGELION』が、曲順を暗記できるくらい聴き込んだことで、どの曲がどのシーンで使われているか再認識できたこと。 特に『閉塞の拡大』なんて、曲とシーンが完璧に、尺さえもマッチしていて鳥肌が立った。でも、「エヴァの終わり」としては、やっぱり新劇場版のほうが好き。こっちはシンジの扱いといい。救いがなさすぎる。 ゲーセンで時間調整、フードコートでいつものかつ丼とキャベツ、味噌汁のセットを注文。通常だと味噌汁つきのかつ丼が税込み869円、キャベツ単体が110円なのだが、水曜日はかつ丼が税込み600円でキャベツと味噌汁のセットが税込み150円。229円も安い。 これに通常2,200円なのが水曜日は1,400円になる映画を合わせると1,000円以上お得。失業者やめられんわ。 一度帰宅してハローワークに失業の認定にゆく。なんだかんだ、次の認定まで一度も就職活動をしなくてよくなった。でも、11月20日に就職支援セミナーを入れちゃってるんだよなあ。 朝食のあとすぐにウォーキング兼ごみ拾い。風呂に入ってパークプレイス大分へ。ゲーセンで時間調整して映画『おいしい給食 炎の修学旅行』(2025年、日本)を観る。いや、笑える。甘利田先生のリアクションがちょっと危険なほどオーヴァーだけど。 しかし、御園先生役の武田玲奈さんがかわいいのにはびっくりした。教師っぽい服装だからなん割増しかになるのだろうか。ちなみにぐぐってまだ28歳なのにもびっくりした。『浦安鉄筋家族』のときで23歳かよ・・・。 ゲーセンのメダルゲームで時間潰し。ちょっと運が悪い。途中買い物して帰宅。 図書館で借りた瀬尾まいこ『戸村飯店青春100連発』(初)、読了。なるほど、最初は大阪弁のせいでとっつきにくかったが、さすが2017年度の高校生読書感想文の課題図書。たしかにこの小説、高校生には刺さるだろうなあ。 録画しておいた映画『世界征服やめた』(2024年、日本)を観る。北村匠海の初監督作品だそうなのだが、もうわけわかんねぇ。それでも最後までは観たが。 図書館で借りた東川篤哉『謎解きはディナーのあとで2』(初)、読了。短編集。これを原作にした映画を観ているので、麗子は北川景子、影山は櫻井翔でイメージができているのがありがたい。しかし、よくこんなにトリックを思いつくなあ。 午前中はウォーキング兼ごみ拾い兼買い物。もともと水を詰めた2LのPETボトル2本が入ったリュックに食料品が増えて重いことこの上ない。しかも今日は暑い。いつもよりかなり疲れた。帰宅して昼食。 図書館で借りた岡田秀文『太閤暗殺』(初)、読了。太閤豊臣秀吉の暗殺を企む木村常陸介(関白豊臣秀次の家老)と実行犯の石川五右衛門、それを阻止しようとする京都所司代、前田玄以の暗闘。いや、面白い。 特にクライマックスはページをめくる手が止まらない。おかげで風呂にも入らず、よっていこうと思っていたパチンコ屋にもいけず、NHK-FMの『かけるクラシック』を聴きつつほぼ一気読み。でも、最後はちょっと、なんだかなあ。 図書館で借りた荻原浩『ストロベリーライフ』(2)、読了。2回目なのは、毎日新聞日曜版の連載で読んでいたからだが、10年近く経って読み直してみると、テンポの良さに驚く。で、最後にはなかなか感動。 2017年度の高校生読書感想文の課題図書になったのも頷ける(新聞連載は2016年2月28日までで、単行本発行は2016年10月)。そのあとウォーキング兼ごみ拾い。帰宅して昼食、風呂。 午後は図書館で借りた東川篤哉『探偵部への挑戦状-放課後はミステリとともに2-』(初)を読む。短編集。主人公の霧ヶ峰涼が全然事件を解決できないのが笑えるが、事件自体はなかなかしっかりとしたミステリ。 特に、『霧ヶ峰涼への挑戦』には、ちゃんと読者にわかるヒントをもうひとつ与えているのに感心した。探偵役のひとがそのヒントなしで真相に辿り着いたのはちょっと納得いかないけど。しかし、こんなに本ばかり読んでいていいのだろうか。 ハローワークで求人情報をゲットして、散髪。帰宅して昼食。図書館で借りた宮城谷昌光『呉漢(下)』(初)、読了。というか、僕の記憶にある漢の高祖、劉邦はほぼ運(よい臣下に恵まれたのも含めて)だけで天下を獲ったのだが、この小説の呉漢の上司、劉秀(後漢の創始者)は違う。 どんだけ神だよと思うくらいに目端が効く。主人公である呉漢のものすごい出世、それをものともしない功、もそうなのだが、劉秀がいなければ 呉漢は活躍できず、呉漢がいなければ劉秀は天下統一ができなかった。ひとの縁は不思議だ。 午前中はウォーキング兼ごみ拾い。途中、不動産屋に寄って、賃貸契約書を預かる。帰宅して昼食、風呂。で、賃貸契約書に署名捺印しようとしたら、「本契約は(略)より)(略)11月31日とする」という条項に引っかかった。 慌てて不動産屋に「これ、間違いじゃないの?」とFAXを入れる。ほどなく不動産屋から「間違いなので、署名捺印の上もってきてください。指摘された箇所はこちらで訂正印で訂正します」と電話連絡があった。 というわけで、署名捺印した契約書2通を不動産屋に届けたわけだが。たぶん、不動産屋は、僕が契約書の内容を読まずに署名捺印したのでこんな事態になりました、と相手先に告げるんだろうなあ。・・・と思うと、ちょっと嫌な気分になった。 図書館で借りた宮城谷昌光『呉漢(上)』(初)、読了。いや、最初の呉漢の描写を読んで、このひとがこの先どれだけ歴史に関われるのかと思ったのだが、どんどん出世してゆく。これ、もしかして豊臣秀吉より格が上じゃない? 図書館で借りた日明恩(たちもり めぐみ)『ゆえに、警官は見護る』(初)、読了。めっちゃ面白いのだが、誤変換が気になる。「初犯」の筈の箇所が「初版」になっているのを発見したときは、担当編集者、どんだけ初版発行部数を知りたいんだよと思った。 あと、いきなり寒い。午後、ハローワークに失業の認定の講習にいくと、暖房が入っていた。今年も秋がなくて夏から冬へ一直線なのか。・・・そんな世界に生きていたくないなあ。 午前中はウォーキング兼ごみ拾い。午後はひたすら図書館で借りた日明恩(たちもり めぐみ)『ゆえに、警官は見護る』(初)を読む。やっぱりこの作家さんの小説、全部面白いんですけど。なんで今まで自分のアンテナにひっかかってこなかったのかが不思議だ。 ところで、この日記を2025年9月11日以降の掲載としているのは、以前勤めている職場を9月30日で退職、その前に有給休暇の消化をはじめたのがその日だからだ。極力身バレしないようにしてはいるが、その前には職場のことに触れている文章もある。 が、公開するようになって、新たな手間が生じた。これまでは日記は書いてもローカルに残すだけでアップロードはしなかった。が、アップロードすることで、その後自分のサイトにアクセスし、確認する作業が増えた。 以前、毎日日記をアップロードしていたときは当然だったのだが、その作業を怠ると、結構ミスが見つかる。それをいちいち、場合によってはなん年ぶんも遡ってやらねばならない。・・・いや、これ当たり前のことだろ、と、いま自分を罵った。 |
