大分(雪辱)篇(前編)

前置きをすっ飛ばす

さて、前回せっかく大分市のホテルに宿泊して女の子を呼んだのに、酒の呑み過ぎと疲れ、深夜だったことで記憶がほとんどないことを書いた。しかし、これで僕は悪い知恵をつけてしまった。

「なんだ、大分に泊まれば女の子呼べるんじゃん」

まず東京とか福岡に比べると宿泊費が安い。で、僕の愛車Aquaは燃費がいいので交通費(ガソリン代)は往復でも500円にも満たない。ホテルに泊まるとちょっとした旅行気分を味わえ、その上部屋で煙草が吸える(現在、会社でも自宅でも屋内では禁煙)。

・・・というわけで、6月13日(土)、母が一泊二日の旅行に出るので、その日に合わせてホテルを予約。日記にも書いたように泊まるにはなかなかコストパフォーマンスがよかったのだが、驚いたのは、


これがラミネイト加工されたものがまずエレヴェイタの壁に貼ってあり、さらにご丁寧に部屋のテーブルの上にも置いてある。うーむ、女の子呼んでバレちゃったら部屋追い出されるのかなあ。そしたらクルマで寝るか。

・・・さて、外出から戻ってサンドウィッチを食べつつウイスキィをちびちびと飲み、20時になったところでお店に電話する。いつものように「身長160cm未満の娘」をリクエスト。

で、コースは前回と同じ95分だったのだが、今回は「身長160cm未満」は指名扱いにならず、代わりに「ビジネスホテルですので1,000円アップになります」といわれた。うーむ、このお店の料金体系がいまいちわからない。

ゲーム『スパイダ ソリティア』をプレイしつつウイスキィを飲んでいたら20分後くらいにお店から携帯に「いまから女の子がいきますのでお願いします」と電話があり、その5分後くらいにドアがノックされた。

入ってきた女の子はかわいかったが、僕の好みとは違う方向性のかわいさだった。というか、表情がローテンション気味(『渋谷 低圧篇』参照)なのが気になった。とりあえずお金を渡し、ベッドに隣り合って座ると、僕は冷蔵庫を開けて「なんか飲む?」と訊いた。

「んー、・・・じゃ、これ」
「げ、カフェオレ取られちゃったよ」
「うふふ。でも飲み物用意してくれてると嬉しいな」
「だって、ノド乾くでしょ?」
「でも、自分だけPETボトルの水飲むお客さん、結構いるよ」

あれ? なんかそうローテンションでもないじゃん。そう思って僕は、例のラミネイト加工された注意書きを見せて、「こんなの置いてあるから不安だったんだけど、入るとき大丈夫だった?」と訊いた。

「あ、全然大丈夫。よっぽど騒がなきゃ」。で、実際にAちゃん(源氏名)がホテルに見つかってしまったときの体験談、そして過去のいろんな変なお客さんのはなしをしてくれた。

Aちゃんはわりとはなし好きなようで、話しているうちにリラックスして、なんとなく打ち解けた雰囲気に(イコール、ローテンションではなく)なってきたような気がした。で、僕は訊いてみた。

「『出張?』とか訊かないの?」
「ふつー、出張でこんなホテル泊まらないでしょ」
「え、そうなの?」
「ん、だからそういうお店がない県北か県南か県央の在住かな?」

ことばはほぼ完璧な標準語(というか東京弁)のつもりなのに俺が大分県民なのを見破るあたり、かなりいいとこついてます。ということは、“そういう行為”目当てに大分市のホテルに泊まる大分県民はわりと多いってことなのかな。

で、僕は、約ひと月前の「女の子を呼んだけど記憶がない件」を、もちろんちょこっと偽造して、Aちゃんに話した。「じゃ、今日はすっきりしないとね」。というわけで、僕らはお互いに服を脱いで、バスルームに向かった。
TO BE CONTINUED・・・


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お店は前回と同じです。「大分 風俗情報」で検索すると複数のサイトで上位にきます。それだけ宣伝にお金かけてるってことは流行ってるということで、つまりは女の子のレヴェルも高いのかなと思います。ちなみに95分コースは基本料金22K。













































へべれけに酔っ払ったお客さんが、気を利かせて浴槽にお湯を入れ、「じゃあ一緒にお風呂入ろうか」とAちゃんと一緒に浴槽に脚をつけたはいいが、熱湯だったのでふたりとも「ぎゃあああああああ!!」と悲鳴を挙げてしまったらしい。

要するに、酔っぱらったお客さんがお湯の温度を調節することなくお湯だけを浴槽に注いでいたということらしいのだが、とにかくそれで通報があってホテルにバレたということ。

ちなみにAちゃんは帰らされたのだが、お客さんはそのまま継続して宿泊できた模様。「だって深夜に追い出すわけにいかないでしょ」とはAちゃんの弁。













































1. 80代のおじいちゃんからラヴホテルにデリヴァリィ要請。部屋に入るといきなり「わしゃからだを洗ってもらうためにあんたを呼んだんじゃ」という。

実際、おじいちゃんのモノは役に立たなかったそうなんだけど、Aちゃんがちょっとえっちな行為をしようとすると「わしゃからだを洗ってもらうためにあんたを呼んだんじゃ」。

「つーか80代のジジィがラブホ使うだけで驚きだよ」
「でもね、なんか施設でからだ洗ってもらうらしいんだけど」
「うんうん」

「職員さんがババァ、なんだって」
「いや、そのジジィよりゃよっぽど若いだろ」
「じゃなくて。“愛が足りない”って」
「うーん・・・」


2. 女装した“男の娘”。「ボクがメイクするの見てて」といわれて見ていると、「ああっ気持ちいいっ」とパンツを脱ぐ。そこには固定したふたつのローターで挟まれた彼のチンコが。

で、「ああっ! 出るっ!」というので、へ、もうイっちゃうの? と思ったら、なんと彼は下痢便をホテルの部屋にぶちまけたのだそうだ。さすがにAちゃんは“店長”を呼んだらしい。

「んで、プレイ終了、料金倍返しでってことで、収まったんだけど」
「つーか、わざわざ女の子呼んでそっちかよ・・・」
「ね。はじめからそういうお店いけって思うよね」

「いや、そもそも“そういうお店”ってあんの?」
「博多とかにはスカトロ系のお店あるみたいよ」
「いや、それは女の子がするほうだろ」
「あ、そうか。じゃ、難しいね、彼が満たされるのは」


3. 「自宅にデリヘル呼ぶ奴なんているの?」という質問にAちゃんが「いるよ〜。この前なんかね」といって話してくれたこと。

奥さんが臨月で実家に帰っている。奥さんの妊娠のせいでもう半年はえっちをしていない。で、その男、「今日が俺の自由の最後の日なんだ〜〜!!」

「奥さんがいきなり忘れ物取りに帰ってきたりしたらどうするつもりだったんだろうね」
「まあ、でもふーぞくなら“浮気”じゃないだろうし」
「でもさ、アホかって思うよね。じゃあ結婚するなって」
「いや、でもそれ奥さんも悪いよ」
「へ? なんで?」

「妊娠してるからえっちは無理にしろ、フェラか手で抜いてあげなきゃ」
「あ、そうかあ」
「そしたらダンナさんもあなたを呼ぶ必要なかったのにね」
「なるほどぉ、お金も節約できたよね」


4. お客さんがAちゃんに「年収いくらあんの?」と訊いてきたので「1,500万」と答えたら、ショックで不能になってしまったとのこと。

「あ、そりゃショックでかいわ」
「でしょ。ふーぞく嬢を見下した報いだよ」

ちなみに僕は副収入を含めると年収は1,000万を優に超えている(それでもAちゃんよりは全然少ないけど)ので、それほどショックは受けずにすみました。・・・しかしAちゃん、税金ちゃんと払ってるのかしら。