カステラの歴史

どこから?
 カステーラ(カステラ)はスペインで生まれた。
その起源はたいへん古く 紀元前三世紀ごろと言われて
います。
カステーラという名称もスペイン地方のカスティリャ王国が
語源のようです、日本にやってきたのは、約400年前の
室町時代末期 南蛮船に乗ってやってきたポルトガル人
によって長崎に伝えられました。

ルーツは?
 しかしカステラのルーツはポルトガルのパンデローと
いわれている、
パンデローは 30センチぐらいのリング状で、ちょっと
高価なお菓子だが、味はスポンジ風だそうだ、
日本のカステラとずいぶん違っている、私は食べたこと
がないが、日本のカステラの方がズットおいしいらしい。



どうして?

 カステラはポルトガルの宣教師がキリスト教を布教するときに
民衆に配ったのが最初です。
天正十五年(1625) 「甫庵太閤記」に
「酒飲みにはチンダ(ぶどう酒)、 酒を飲めないものにはカスティラ、ボウロ、
 カルメイラ、アルヘイトウ、コンペイトウでもてなす、、、」と書かれています。

臼杵とどんな?
 臼杵にカステラの記録が見られるのは全国的に
見ても古い、
江戸時代臼杵藩の公式記録 「臼杵藩御会所日記」
 の延宝八年(1680)に、
家臣が船出するときに杉箱入りのカステラが贈られたと
記録されている、
320年前に臼杵ではカステラが作られていました。


私の店が営業を始めたのは 約80年前、
320年前とはずいぶんと隔たりがありますが、
「伝統を少しでも受け継いでゆけたら」と想い
毎日カステラを焼いています。

 

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