臼杵藩御会所日記

 御会所日記(ごかいしょにっき)とは、
延宝二年(1674)から明治四年(1872)の断続的に197年間を記録した
臼杵稲葉藩発行の記録で、家老が二ヶ月当番制で執筆したもの。

   タテ26センチ ヨコ20センチ 厚さ 平均5センチ
   冊数320冊 

藩主の動静から、一般藩士の異動などや、
藩の重要な政策から、領民の小さなことまで、
藩の通達、上申に関係したことはどんな些細なことまでも記録したもの、
この日記によって稲葉藩の状況がよく解かるので重要な資料となっている。
この中にいろんなお菓子が出てくるが、江戸時代には702回お菓子が載っている。
次の写しはカステラを記したページを私が図書館でコピーたもの、


Bページ            Aページ  延宝八年(1680)2月27日

       

Aページ27日を拡大

Aページは次のように書いている

   27日 至 日長晴
一 御菓子 杉重 か寿ていら
            巻せんべい
   柿鮎
   揚梅酒             市正様に        
右今朝御船付被遣之御使者大脇十蔵

「今朝 船出するので大脇十蔵という使者に杉箱入りのカステラを贈った」
というような事だろう、

Bページは次のように書いている

市正様今朝御船付西丸に被成御座御出立
御料理 二汁 七采 出之 依之監物殿主悦殿御登    
城山田玄因

 原本は臼杵図書館にある、しかしコピー、写真撮影は禁止。
コピーした複製があるので 申し込めば誰でも見せてくれる、コピーもOK、
しかし古文書なので 専門家か研究した者でなければ、書いてる字が解からない。
 私も見たが解からなかった、しかしありがたいことに日記を行書で書き直した物を見せてくれた、
それでも古文に知識のない私には 読むのが一苦労。

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