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大好き! お気に入り ふつう 好きじゃない 大嫌い! |
「転校生」ネタは『To Heart』の保科智子と同様だが、この娘の場合「父の仕事の都合で転校経験十数回」というのがミソになっている。どうせまたすぐ転校するのだから、あえて友人もつくらない。 これっすよこれ。同じ素材でも、アレンジの仕方でまったく別のストーリィになる。しかもラスト前、璃未が卒業まで青葉台高校にいられそうになるのに対して、逆に主人公は転校する運命。これは秀逸。 シナリオは文句なく○。キャラも仲良くなってからの笑顔がすごくいいし、最初の冷たさの理由が保科智子よりしっかりしているので、親しくなると好感度は急上昇する。声もいい。ひとりだけ制服や体操服が違うのも、差別化という感じでGOOD。 というわけで、お気に入りではあるのだが、“萌えっ!”となるにはなにかが足りない気がする。案外ストーリィが淡々としてしまっているからかもしれない。璃未シナリオでは、僕は泣けない。 猫目の野人(^^;。顔的にはあまり好みではないが、現実的な『TLS』世界に単身殴り込みをかけたという感じ。これくらいの逸脱は可だろう。だから逆に、茜の現実ぶりが惜しいと思ったりするのだが。 この娘の魅力は、なんといってもオリジナリティ。「田舎者」という設定自体が恋愛SLGのなかでは新しい。基本的に「手のかかるジャジャ馬娘」なんだけど、そのジャジャ馬ぶり(各イヴェント)がまた新鮮でよい。 なんでオリジナリティに拘るかというと、「新しい恋」ができるから。七瀬かすみ特化型プレイしてもなんか『To Heart』の神岸あかりを思い出して、新鮮味がない。丘野さんは出会うイヴェントすべて、新鮮そのもの。 なので、評価は高い。これでチェインイヴェントがなければ、「大好き」レヴェルまでいっていたかもしれない。ただし性格に多少難あり。 とにかく顔が「綺麗」。前作も含めて綺麗だと思ったのは、このひとしかいない。 しかし、ボケぶり(しゃべりかた含む)がほとんど『ときめきメモリアル』の古式ゆかり。僕は古式ちゃんが大好きなので、その点でまずマイナス1。あと、どうしても声で猪熊柔を連想してしまう。 ただ、無意識の「どっきんハートにまばたきショット!」的ボケがいい。これは“水族館”以外の古式ちゃんになかったものでもある。特に“熱がある”や“サイズ測定”は、もう心臓ばくばくもの。 基本的に評価は高いのだが、オリジナリティの部分の減点で「お気に入り」にとどまったという感じ。 『TLS2』購入後、まず一学期から、ということで森下茜を二回のバッドエンドの末クリア、丘野陽子を四回のバッドエンドの末に諦め、沢田璃未をクリア。というわけで、購入したことをいささか後悔してプレイした二学期disk。 動き、声を出すかおりん(中里佳織の愛称)に、僕はひとめ惚れしてしまった。結局全キャラ(隠れキャラ含む)クリア時、かおりんのクリア回数は7回となった(他は多くて3回)。 彼女も、まず設定のオリジナリティという点で気に入りました。こういういじめられっ子的キャラは、ストーリィが暗くなるからあまり作られないんだけどね。それがうまく活かされている。 かおりんの顔も声も、大好きっ! もう完全にツボを押さえられてしまった。イヴェントも好きっ! 二学期に彼女がいなかったら、きっと僕は『TLS2』を中古ソフト屋に売り飛ばしていただろう。 不満としてはチェインイベントが存在する(自由度が小さい)ことだが、彼女への萌え度はそれを凌駕して「大好き!」レヴェルまで達する。これ、かなり好みが入ってるなあ。 もう、とにかくえっち。出会いはぶつかって倒れた拍子に乳揉みだし、球技大会ではブルマ。シュートの瞬間、ぷにっとしたお腹が見えちゃうし。デートのスケートでは、再度倒れて乳揉み。 血管が音立てて切れそうですがなほんと。美少女だし、声もかわいい。本来なら評価は「大好き!」になってもいいところなのだが・・・。 彼女、髪型、顔、性格、まるっきり『ときめきメモリアル』の美樹原愛そっくり。ということは、前作の南弥生に似ているということでもある。(←をいっ;) それに主人公の行動が矛盾しまくり。あゆみが木地本に気があるのを知ってて、なぜ一緒に下校する。木地本に見つかって、あらぬ誤解されたらどうすんだ。あゆみもあゆみだ。断れよな。 それに「なかよし」系だと、木地本にふられて十数日であゆみが主人公に乗り換えたってことになってしまう。これあまりに短過ぎない? 優しくしてくれれば誰でもいいのかおのれは。さらにチェインイヴェントが必要なのもマイナス。 と、これだけマイナスポイントがありながら「好き」。好みだね、これはもう。 剣道部という設定は前作の草薙先輩路線だし、家庭的なのはのぞみだし、顔も別に好みじゃない。しかも心惑わすイヴェントがないから、評価は上がりようがない。 さらに、弟の健太がうざい。こだちを狙うと必然的に健太と遭遇する機会が多くなる。こいつが出てくるおかげで、こだちの評価が「大嫌い」にまで下がってしまった。製作者はこの点も心に留めておいてほしい。 悪くない。というか、風間こだちを除いては(それにしたって弟の健太のせいで大幅にポイントを削られてるからだが)、皆すごくいい。 『TLS2』は学期限定キャラのおかげで救われている、と思う。なぜ通年キャラにはあんなにオリジナリティがないのか。丘野陽子的な現実逸脱キャラをひとり増やすだけで、もうちょっとマシになったのに。 |