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10回以上トライして、いまだに料理ゲームがプレイできません。
みのりちゃんの『旅立ち』が観たくてしょうがないんですが・・・。 ちなみにおまけの筈の『虹色』『彩』のエンディングもまだ観ていません。 というか観られません。なんででしょう・・・? |
今回は『旅立ち』のみはりんと詩織以外のキャラについて書いてみようと思います。いまさらという感じもしますが(汗;)、最初に「三回にわたって」と自分で書いてますし、『ときめき2』発売までに自分内でも区切りをつけておきたいと思いまして。 まず、清川さん。登場のしかたが自然。本編の「毎朝50kmのロードワーク」という設定が見事に活かされていますね。一度は諦めた主人公が再度コーチを依頼した際の態度も男らしくて(をい;)、すごく好きです。 で、放課後プールに通い、ことばを交わしているうちに、彼女の「天才としての苦悩」みたいなものが感じられてきます。「輝いたとき」に関しては枚挙に暇がないほどの実績をもつ清川さん。 でも、彼女の一番の思い出は、合宿後の花火だったりします。そういうの、すごくよくわかる。いえ、別に清川さんの実績にケチつける気は毛頭ないんですが。 そして「馬鹿みたいな顔して泳ぐ」主人公に、「泳ぐこと自体を楽しむ」ことを思い出した清川さん。これ、結構深いと思います。川原泉の『銀のロマンティック・・・わはは』(これはスケートがテーマですが)に、 > ・・・ああ まぶしいね まぶしいね まぶしいね > 氷の光はまぶしいね > ・・・ああ 愉快だね 愉快だね 愉快だね このあとスポーツ漫画としては前代未聞の“主人公が大口空けてわははと笑”い、それでいて読むたびに泣けるというクライマックスが続くのですが、このときの清川さんの心境はこれに近かったんじゃないかと思います。 そして、主人公と一緒に泳ぎ、非公式ながらも日本新記録! 嬉しかったですね、嫌味なコーチの鼻をあかせて(笑)。このあとの展開はちょっと青春ドラマっぽくて嫌ですが。 ともかく、清川さんがどこの企業に進むのかは不明ですが、将来水泳を辞めたとしても、彼女ならきっと仕事や後進の指導に「楽しみ」を見出して、充実した人生を送るだろうなあ、と思いました。 水泳ミニゲーム。難易度はそれほど高くないと思います。タイムに拘るのでなければ、各種目の目標値は毎日のセーブによって2、3度練習すればクリアできるレヴェル。 ゲーム自体やっていて楽しいし、清川さんが応援してくれるのもポイント高し。満足です。 めぐちん。同じ「輝いた時をもたない」というシンパシィで、ストーリィの入り込みへの感情移入は他キャラの追随を許しません。 ただ、クロにことばを教えるだけでなく、(人間のエゴかもしれませんが)「イタズラしてはダメよ」みたいに躾もしてほしかったですね。動物好きというのはわかるのですが、ちょっと盲目的に愛し過ぎているような気がします。 というのも、もしクロが人間の子どもだったとしたらどうでしょう。イタズラをひた隠しにして、危なくなったら逃がす。盗んできたものは親が代わりに持ち主に返し、謝る。こんなんじゃいい子に育つわけありませんね。 なので、実はストーリィの流れにはちょっと不満なんです。ラスト、クロはめぐちんにお礼をもってくるのですが、これも・・・。天然ものだからといって、他に所有者(人間に限らず)がいなかったとは限らないわけですし。 だから、めぐちんがきちんとクロに躾をし、ラストはめぐちんと主人公が手分けして返そうと思っていた品々がクロの手によって戻されていた、みたいな流れがよかったかなと思います。 ただ、クロを喪ったあとのめぐちんはよいです。別れを別れとしてしっかりと捉え(それは当然卒業と高校生活のピリオドへのメタファなのですが)、そこから新しい自分を発見しようとする姿勢。 ミニゲームのことば教え、難易度はちょっと高いですね。コントローラのブラインドタッチが必要(できても自慢になりませんが)ですし、文字を追いかけるのに必死でめぐちんの表情を充分に楽しめないし。 というわけで、めぐちん編にはちょいと不満。・・・積極的めぐ萌えのかたがたはどうだったんでしょうね。気になります。 鏡さん。相変わらず親衛隊がいい味出してます。ちょっとうざいですが(笑)。さて、僕が鏡さんのどこを気に入ってるかといって、皮ジャンの綻びを繕って返してくれたこと。すなわち、華やかさの裏にある家庭的な面です。 ですから、導入部分はすっ飛ばして(をい;)、ケンちゃんの世話をする鏡さん、幼稚園でバイトをはじめて子どもたちに懐かれる鏡さんがすごく好きです。親衛隊の面々は「ああっ、あと十数年遅く生まれたかったっ!」とか思ってるかもしれませんけど。 ミニゲームのエアロビクス。導入がちょっと無理っぽいかなとは思いますが、マラソンに直結しますから別に文句はありません。ただ、難易度はかなり高いですね。クリアに必要なレヴェルをキープするのが精一杯です。単に僕の反射神経が鈍いだけかもしれませんが。 ケンちゃんに渡された花を髪に差し、オーディション会場に向かう鏡さん。ここでの鏡さんは、とても優しそうな表情をしています。もちろんオーディションは合格。 たぶん、今後の鏡さんは、家庭的(庶民的)な部分を隠そうとはしなくなるんじゃないかと思いました。「本当の美しさ」を知ったいま、彼女はそんなふうにひと皮向けた感じがします。 『ときめきの放課後』のエンディング2でショートカットにした鏡さんを、僕は逆に家庭的に感じました。これが『旅立ち』を経過したからだとしたら・・・、違和感ないなあと思います。 総合して、鏡さんストーリィは○。ただ、主人公が拾わなければ鏡さんの生徒手帳がいつまでも落ちたままになってるっていうのは。かなり美化意識の低い学校ですね、きらめき高校(笑)。 秋穂みのりちゃん。『彩』で彼女の涙を観てしまったあとですので、かなり期待と不安が入り混じってました。が、とりあえず心的には成長してますね。もともと手芸は得意なんでしょうが、学ランの綻びをあっという間に繕ってくれたのには感動しました。 沢渡クンやともみ(後輩)の扱いにも好感がもてます。『虹色』では、補欠の先輩の前でレギュラー取った沢渡クンのはなしをするというデリカシィのなさを発揮してくれた彼女。 が、今回は傷つきやすい沢渡クンに対して心遣いを見せますし、ものわかりの悪いともみにはキレることなく、時間をかけて順を追って、納得できるよう諭します。うーん、成長。 みのりちゃんは、ともみに昔の自分を重ねて見ているんじゃないかと思います。なんとなくサッカー部のマネジャーになり、虹野さんに惹かれて仕事にやる気を出し、現在はマネジャーという存在そのものの意義を知り得た自分。 練習試合前日のともみとのやり取りは、それを端的に表しています。そういうふうに考えることができるということ自体、かなり人間ができていると思うんですね。でも人間ができてない(幼い)ともみには、それが理解できない。 挙句には禁句である「虹野先輩」をもち出して逃げてしまう。このときのみのりちゃんの気持ちは察するに余りあります。自分でも意識している「超えられない壁」。それを眼前に叩きつけられてしまったわけですから。 みのりちゃんは、「みのり的マネジャー道」に関していえば、既に虹野さんを凌駕していると思います。本人がそれを、理解していないだけで。気にすることなんてないんだよ、って頭をなでなでしてあげたいくらいです。 さて。実は、僕はまだ『お弁当ゲーム』をプレイしたことがないんです。放課後モードだけで10回くらいチャレンジしたんですけどね・・・。なので、ゲームの難易度やみのりストーリィの結末についての感想を記すことはできません。残念ですが。 これ書く前にもう一回挑戦してみたんですが、やっぱり駄目でした。今後プレイできたら、この部分はリライトします。 最後に優美ちゃんです。まず、ミニゲームの料理ゲームについて。 難しすぎ!!! 僕は平常時(じっと座って、数を数えることだけに集中している場合)、2分までなら±2秒の誤差で数えることができます。が。このゲームではボタンを、時にはふたつ同時に押す。さらに時間に余裕がないので、配分を考えなければならない。 てなわけで、裏技を思いつくまではずっと惨敗でした。裏技といってもたいしたものじゃありません。耳と肩で腕時計を挟み(けっこう情けない体勢ですね)、秒針の音を聴いて数えながらボタンを押すわけです。そうでもしないとクリアできない。 もっとも、すべて「VERY GOOD!」で料理ができあがると結構嬉しいし、試食の台詞は料理評論家をおちょくっていて笑えます。それにSD優美ちゃんがかわいい! ・・・さて、ストーリィについてですが、ものすごく不満。他のキャラには新しい出会いや別れがあって、それぞれ成長してゆきます。でも優美ちゃんのストーリィって結局、兄妹ゲンカがまるく収まってよかったね、って感じじゃないですか。 ラスト。好雄は妹離れできない駄目兄貴って感じですし、優美ちゃんは兄離れできないただのガキって感じがします。僕にも同じ高校に通った妹がいるから思うのですが、なんか見てて気持ち悪い。これじゃ全然『旅立ち』じゃないです。 詩織編の好雄に感動したということもありますが、もうちょっとひねって欲しかったですね。『放課後』エンディング2では好雄は如月さんとつきあうことになるわけですし、“ずっと好雄が好きだった”女の子を出してもバチは当たらなかったんじゃないかと思うんですが。 優美ちゃんの場合、まあ他のキャラにも彼氏ができなかったわけですからしょうがないんですが、たとえばバスケで三年との部内対抗戦に燃える、みたいなストーリィでもよかったんじゃないでしょうか。 なんとなくみのりちゃんを絡ませたいという意向、好雄に彼女ができてはいけないという不文律、そういうのが垣間見えたような気がして・・・。僕は優美ちゃん好きですから、これだけは残念だったです。 えーと、まあ、そういうわけで、多少不満な部分はあるわけですが、全体的に見ればやはり満足です。ただ、やっぱり、ドラマシリーズは全キャラ主役でvol.12まで出して欲しかった、というのが本音ではありますけれども・・・。 |