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価格はすべて税込み、 2025年11月現在です。 |
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パークプレイス大分の映画館は、鑑賞料金が通常2,200円のところ、水曜日は割引で1,400円になる。ついでにいうと、パークプレイスのフードコートにあるとんかつ屋は平日、曜日ごとに割引メニュウが設定されていて、通常869円のかつ丼(味噌汁つき)が、水曜日は600円(ただし単品)になる。 通常は野菜を摂取するために110円のキャベツ単品を追加するのだが、水曜日のかつ丼には味噌汁がついていないから、150円のキャベツ・味噌汁セットを追加する。キャベツ単品が110円だから味噌汁が40円で飲める計算になるわけで、そう考えるとめちゃくちゃに安い。 かつ丼については、ちょっと説明が必要だろう。ポーチを置いて確保しておいた席に着くと、かつ丼の上に載っているカツを持参したタッパーウェアのなかに全部移動させてしまう。 タッパーに蓋をしてヴィニル袋に密封し、ポーチにしまうと、いただきますをしてキャベツの千切りに手をつける。とんかつ屋には業務用の和風ドレッシングのPETボトルが置いてあるが、とんかつソースをかけるのが最近のマイブームだ。 和風ドレッシングでキャベツを食べると、当然だが「野菜を食っている」という感覚に覆われる。だが、とんかつソースで食べるともうちょっと高級なものを食している気分になれる。そういえば松屋で生野菜を食べるときも、最近はドレッシングではなく焼肉のたれをかけている。 キャベツを平らげると、次はかつ丼だ。カツはすでにタッパーのなかだが、カツの上からかけられたとき卵はカツの隙間から半分くらいは下に垂れているし、つゆは滲みているし、具のたまねぎは全部ご飯の上に残っている。 さながら「半卵丼(はんたまどん)」とでも呼べそうな代物だ。もっとも「半チャーハン」とか「半ライス」はご飯が半分だが、この場合は卵が半分である。卵とたまねぎとつゆで充分ご飯が食える。底のほうのご飯はさすがに味が薄いが、味噌汁をおかずにすればなんの問題もない。 このとんかつ屋を知った最初の頃は、このかつ丼と味噌汁とキャベツの三点セットを完食していたのだが、そうするとトシを取って胃袋が小さくなったのか、夕方まで腹が減らない。カツを残すことで16時過ぎくらいにはちゃんと空腹を感じてくる。 さて、もち帰ったカツはどうするのかというと、夕飯のおかずのひと品になる。だからちゃんとご飯を炊く。かつ丼としてカツを食べるときにはカツとご飯を同時に口に入れるが、かつ丼のカツをおかずにご飯を食べると、ちょっと上品な感じがする。 というわけで、映画で800円、かつ丼のセットで229円もお得、しかも夕飯のおかずまで手に入るのだから、水曜日のパークプレイス大分はコストパフォーマンスがいいのである。 失業者である限り、観たい映画があれば、毎週水曜日にはパークプレイスに脚を運ぶだろうと思う。問題は、四週間に一度のハローワークの失業の認定が水曜日なことだ。 |
