実際に投票用紙にこう書いて、投票箱に入れたことがあります。
しかし、区議会選なんかでこんなこと書いた票が当選したひとのより多かったりしたら、面白いと思うんですけどね。



 参院選が近づいていますね。

 ところでみなさんは、政党のCMについてどう思いますか?  最近やたら悪人顔の男がTVに出てるなあと思ったら、某政党のCFでした。 ちなみに僕はふたつの政党のCFしか知らないのですが、他のとこもやってるんですかねえ?  ラジオCMはもうひとつ、聞いたことがありますが。

 そのふたつの政党のCFについてですが・・・。 ひとつは、完全にイメージ戦略ですね。 具体的なことはなにもいってない。 まあ、ホントのこといったら誰もそこに投票してくれませんし、嘘ついたら信用失くしますしね。

 もうひとつのほうは、具体的に公約を提示してますね。 しかしまあ、政権というのは衆議院の過半数を握った政党ですから、別に参院選の公約なんて実現できなくてもいいんですよね。

 で、なにがいいたいのかというと、“お前ら有権者なめとんのか!?”ってことです。 「若者が活躍できる日本にしたい」のなら、50歳以上の候補者なんて出すな。 「消費税を3%にする」というなら、数で敗けたなんていいわけをするな。 財源をどこからもってくるのか、明確に示してみろ

 ちなみに全国ネットのTV局に15秒スポットを打つと、ゴールデンなら105万円かかります。 僕は両政党のCFとも10回くらい観てますし、ラジオCMもよく耳にします。 このお金はどこから出てるんですかね。 政党だからって、無料でいいってことはないと思いますが。

 以前、なんの選挙か忘れましたが(たしか市議会選か都議会選か区議会選)、

「当選したら、予算削減の第一歩として、まず自分の議員報酬の半額を返上します」

 というのを公約にした候補者がいました。 これ、すごくわかりやすいですよね。 議会で過半数を握らなくても、派閥に属さなくても、すぐさま実現可能です。

 どこの政党も、なんでこういうカンタンなことを公約にしてくれないんですかね。 「今回の選挙で当選した議員は、全員議員報酬の半額を返上します」って。

 国会議員の給料が一体いくらなのか僕は知りませんが、年に1,000万円は下らないでしょう。 10人の当選者を出した政党なら、年間5,000万円の血税を他のことに向けられるわけです。

 あと、国会議員は第二秘書までの給料を、国庫から賄うことができます。 「今回の選挙で当選した議員は、全員第一秘書にしか国のお金を遣いません」って公約、やらないですかねえ。

 僕は国会議員の秘書の給料がいくらなのかも知りませんが、まあ年に500万円はいくでしょう。 10人の当選者を出した政党なら、やはり5,000万円。

 もう、「地球にやさしい政治」とか「子どもやお年寄が安心して暮らせる社会」とかの美しい、しかし抽象的な公約は聞き飽きました。 そういう公約を掲げて当選した議員は、これまで与党野党を問わず、星の数ほどいるでしょう。

が、長良川には結局河口堰ができてしまいました。 ムツゴロウは棲処を奪われたし、子どもやお年寄は暮らしにくくなる一方じゃないですか。

 でもね、もしこれ読んでるあなたが有権者なら、投票したい候補や政党がなくても、やっぱり選挙にはいきましょう。 そして、白紙や無効票をどんどん投票箱に投げ込んできましょう。 白紙や無効票が80%超えるくらいにならないと、この国の政治家は眼が醒めないと思います。


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選挙公報を読んでみた限りはどこの政党も消費減税を公約にしていますが、じゃあ具体的にどうやって財源を確保するかを説明しているところはほとんどありません。

ある政党は 「地方・中央合わせて予算を一割削減、公務員を半数にし、国会議員の定数も一割減らす」 ことで、所得税と住民税も充分減税できると述べていますが、こんなことが現実にやれると思ってるんですかね。

ひとつだけ突っ込むなら、公務員を半数にすれば、それだけ失業者が増えるんですよ。