渋谷(数子)篇



生ビール二杯、冷酒二杯、一時間半おいてウイスキィの水割り一杯。空港で3時間足止めされた疲れは残っているものの、ほぼ理想的な酔い加減だった。短針がすでに0度を超えていることを除けば。

前回の訪問からほぼ一年ぶり。そのたびごとに不安になるのだが、エレヴェイタを10階で降りると、はちゃんと、まだ存在していた。内装は一年前のままだが、サーヴィス内容が少し変わっているようだ。

いちばんノーマルな60分のコースを選び、入会費(会員証を家に忘れてきたので再発行費)を含めて19Kを窓口で支払い、待合室に通される。

「このふたりなら今すぐお入りになれます」

そういわれて渡された二枚のラミネイトコーティングのカードを見て、僕は考え込んでしまった。・・・ふたりとも同じくらいかわいい。それを別の意味にとったのだろう、おニイちゃんは一旦部屋から消えた。

しかし一分後、彼が「あの、この子も・・・」とふたたび現れたときには、「いえ、この子にします」と“81cmで、より胸が小さい”だけの理由で、僕はHちゃんという子に決めてしまっていた。いつもながら・・・単純(爆)。

1号室のドアをノックした。「どうぞぉ」の返事でなかに入る。びっくりした。Hちゃんは写真通りのかわいい女の子だった。写真でぶすだと思ってたらかわいかった、写真はかわいいのに実物は好みじゃなかった、というのは多々あるが、このパターンははじめてだ。

シャワールームへ。一年ぶりに見る生の女の子のはだか(涙)、Hちゃんのあどけなさの残る顔、小ぶりなおっぱい。Hちゃんがそこに手を伸ばしてきたときには、もう息子は臨戦態勢になっていた。

「今日は、お仕事ですかあ?」
「ん、さっきまで先輩と飲んでた」
「で、一緒にきたの?」
「んにゃ、別れて、俺だけ。なんかそういう気分だったから」

俺もおとなになったなあ、と思う。上記の会話に、嘘はひとことも含まれていない。しかし、Hちゃんは僕が実は地方在住者で今日東京に着いたばかりだとは、微塵も思わなかった筈だ。

部屋に戻る。ベッドに腰掛けて、Hちゃんが顔を近づけてくる。唇が重なる。よーしと舌を入れようとした瞬間、Hちゃんの唇がすっと離れた。え、そんなのあり?

Hちゃんの唇はそのまま僕の太股を這う。左右をシンメトリックに終えたあと、まんなかへ。しかしディープキスができなかったため、期待外れもあって息子はへな〜状態。

ひとしきり行為を続けたが、Hちゃんのいうことをきいてくれない。Hちゃんは行為を中断し、僕にベッドに仰向けに寝るようにいった。いわれた通りにした僕の息子に、Hちゃんはスキンを被せる。こんなへな〜状態のときに着けちゃって大丈夫なんだろうか。

Hちゃんは、今度は僕の胸、乳首、脇腹を舐めはじめる。左手を伸ばしてHちゃんのおっぱいに触る。おっぱいの小さい女の子と当たるたびにいつも思うのだが、こんなにちっちゃいのに、すごくやわらかい

Hちゃんの口は上半身のあと、ふたたび息子に戻った。しかしふにゃ〜。でもHちゃんはこういうのに慣れているようで、はやめに行為を打ち切り、「じゃ、うつ伏せになってくださいね」。

今度はHちゃんの舌が、背中をつつーと滑る。僕の肩は脚気の検査のようにぴくんと反応するが、これはくすぐったいから。Hちゃんはそのまま僕にお尻を突き出して四つん這いになるようにいう。

手で睾丸をさすりながら、Hちゃんの舌がちろちろ、そこをくすぐる。アナル舐めというプレイは誰が考えたのか知らないが、僕は非常に好きだ(←ヘンタイ)。

自分のいちばん恥ずかしいところを露出しているという恥ずかしさ。そしてHちゃんのようなかわいい女の子が、そのいちばん汚い部分を舐めてくれているという意識。現実的な快感ももちろんあるが、メンタルな部分が大きい(←やっぱヘンタイ)。

おかげで息子は60%台までもち直した。ふたたび僕を仰向けにしたHちゃんはちょっと息子を頬張ってから、「69、します?」。するするっ! Hちゃんのそこが、僕の顔に被さってくる。

待ってました、とばかりにそこに口をつける。ちょうど照明の影になるので暗いのが難点だったが、Hちゃんのそこは綺麗だった、と思う。両手で押し拡げ、クリトリスを舐め、Hちゃんのなかに舌を押し込む。味がする。

クリトリスとなかを交互に舌でいじった後、ちろっとお尻の穴に舌を伸ばした。ぴくっ、とHちゃんが反応する。お、と思ったら、

「あの、私最近お腹の調子悪いんで、そこはあんまりしつこくしないでください」

う。仕方なく(←をい;)、クリトリスとなかの愛撫に戻る。現金なもので、生の女性器を眼前にした影響で、息子はもう完全にHちゃんの口のなかで元気を取り戻している。

「指は、入れてもいいんだっけ?」

いいですよ、とHちゃんが答えたので、右手のひとさし指をゆっくりと挿入してみる。Hちゃんのそこはちゃんと濡れていて、わりとスムーズに入ってゆく。

こっ、これは。全部入れてみて驚いた。Hちゃんのなかは、一面ざらざらしている。これは俗にいう「数の子天井」という奴に違いない。出し入れすると、ざらざらがなんともいえない感覚を指に伝えてくる。

僕はその感覚に夢中になった。舌でクリトリスを愛撫しつつ、出し入れを続ける。かなりスムースになったところで、さらになか指を投入する。指の圧迫がきつくなって、さらに気持ちいい。・・・と、

「・・・あの、ちょっと痛いです」
「すっ、すいません」

Hちゃんの濡れが、追いつかなかったらしい。これはどうみても、Hちゃん内部の感覚に夢中になって、Hちゃん自身のことを考えてあげられなかった僕が悪い。

「じゃ、大丈夫なようにローション塗りますね」

再び顔のうえに跨ってきたHちゃんに、指を入れる。あの感覚が戻ってくる。動きはさらにスムースになる。これが指じゃなくて息子だったらどんなに気持ちいいだろう。残念な想いにかられつつ、でも指は動く。

ちょっとヴァリエイションをつけようかな、と一度指を抜き、代わりに舌を挿し込むと、Hちゃんはあ、といって動きを止めた。僕もびっくりして顔を離す。

「舐めちゃったんですか?」
「うん、どうして?」
「だって、ローションついてるのに・・・」

なんか悪い成分でも入ってるのだろうか。ともかく、それはいい潮時だったようで、Hちゃんは再度自分のそこと、今度は僕の息子にもローションを塗り、ふたつを合わせた。

息子に当たってるのは表面だけなのだが、それでも気持ちいい。おっぱいに手を伸ばす。ジャスト、手のひらサイズ。乳首は完全に硬くなっている。両のおっぱいを揉みながら、乳首をひとさし指となか指で挟み、愛撫する。

息子は69の時点ですでにエネルギィ充填100%。そのうえ手に当たる柔らかいおっぱいと硬くしこった乳首、そしてかわいらしいHちゃんの喘ぎ顔と声。5分もたずに、自分の腹のうえにぶちまけた。

と、そこで気付いたのだが、ふにゃ〜状態のときにつけられたスキンは、なくなっていた。ということは、素股の直前、ローションを塗るときに外されたのだろうか。まったく記憶がない。

シャワーを浴びても、時間はまだ10分くらい残っていた。ので、Hちゃんととりとめのないはなしをして、時間を潰した。そして、店を出た。肉体的には満足していたが、精神的には不満の残る夜だった。理由。

1.大好きなディープキスができなかった。
2.こっちはお尻を攻められなかった。
3.Hちゃんを思いやる余裕がなかった。
4.残った時間でのHちゃんとの会話が、噛み合わなかった。
5.Hちゃんが最後まで他人行儀(事務的)な喋りかただった。

まあ、4と5は完全に我儘なのは、自分でもわかっているのだが・・・。


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『日々是口実』、2000年9月22日の項をご参照ください。













































このコーナーではお馴染みの店(旧『お元気ハウス』)。Hちゃんに貰った名刺を見ると、店名は『エンジェルKISS』となっていました。渋谷駅を渋谷郵便局方面へ徒歩約10分。TEL:03-3406-8484。













































僕はノーマルコースを選んだのですが、いま思うとたしかにメニューからディープキスが消えてたような気がします。ともかく60分18K。後の展開を考えると、1Kの値下げになっている模様。

あとはSコースとMコース。前回と比べると、“ソフト”という文字が外されていたと思います。内容はあまりよく見ていませんが。興味のあるかたは来店してみてください。「友人に紹介された」といって電話すれば、場所を教えてくれると思います。入会金1K。