“チャトラン”の思い出


“チャトラン”は、僕が2005年7月24日()に、ウォーキング中、自宅から約1km離れた魚市場の近くで捨てられていた仔猫です(当時、推定生後二週間。メス)。母はねこに限らず動物全般が嫌いなので非常に悩んだのですが、拾って飼うことにしました

“チャトラン”という名前の由来ですが、たぶん畑正憲さんの本か映画で、茶色の虎縞で“チャトラン”というねこが出てきていた(読んだ、もしくは観たのは小学校か中学校の頃)のを、ずっと憶えていたから、だと思います。

最初は「捨ててこい」と強硬にいっていた母も、チャトランのかわいさ(←親馬鹿)に情がほだされたようで、休みの日は一緒に遊ぶし、僕が仕事で帰りが遅くなると、代わりに晩ごはんをあげてくれたりするようになってくれました。

僕も、仕事で忙しくてイライラした日も、帰宅してチャトランと遊んでいるうちに癒されるという、本当に我が家のマスコット的な存在でした。ところが二ヶ月近く経った2005年9月18日()、彼女は突然姿を消してしまったのです。

ねこを飼うと決めたときから、いつかはそんな日がくるとはわかっていました。でも、二ヶ月なんてあまりに早過ぎない? ・・・それから近所を探し回ったり、ねこの溜まり場で「チャトラ〜ン」と呼びかけてみましたが、2005年11月20日現在()、まだ彼女は帰ってきません。

ねこは、死んだ姿を人間に見せないといいます。もしかしたら、という可能性もなきにしもあらずです。・・・とりあえず、彼女と過ごした日々を忘れたくないという本当に個人的な理由で、ここに彼女の写真を掲載することにしました。


8月28日()。下の妹一家が遊びにきた際、カメラマン志望の妹のダンナさんが撮ってくれた写真です。それぞれの写真をクリックすると、新しいウィンドウで大きいサイズの写真が見られます。




9月5日(月)。台風接近に伴い、チャトランを自宅の裏から自宅に上がる階段の踊り場(少しくらいの風雨なら平気)に移したときの写真です。



9月16日()。チャトランがいなくなる前日の写真です。それまで一度にこんな大量に彼女の写真を撮ることはなかったので、もしかしたら“予感”がしていたのかもしれません。




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