日記(「日々是口実」)でも触れましたが、去る平成13年3月25日、僕の下の妹が宮崎で結婚式を挙げました。上の妹は一昨年の9月26日に、すでに結婚しています(その娘が“ひなたん”です)。 ちなみに上の妹の結婚式は福岡ダイエーホークスがホークスとしては26年ぶりのパシフィックリーグ優勝を決めた翌日、下の妹のそれは今年のパシフィックリーグの開幕戦の翌日でした。なんかプロ野球に縁がありますね。 とりあえず、そういうわけで、兄ひとり妹ふたりの兄妹で、未婚は兄の僕だけになってしまったわけです。下の妹の結婚式に出席した親戚一同には「最後の兄はいつ結婚するんだ」と口々にいわれてしまいました。 しかし・・・。先日職場の上司に「お前も早く結婚しろ。俺が挨拶のことばを憶えてるうちに。周りでももう結婚していないほうがマイノリティだろ」といわれてふと思ったんですが・・・。 小学校と中学校はおいといて、高校の頃の友人でいまだに一緒にお酒を飲んだりする奴が三人ほどいますが、そのうち既婚者はふたりだけです。ちなみに大分に戻ってきて偶然会った同級生のHとTも、まだ未婚とのこと。 また、大学のクラスで仲のよかった連中でいまだに年賀状をやり取りしているのがやはり三人ほどいますが、うち既婚はひとりだけ。ちなみに残りふたりは両方浪人して入学したので、僕より齢上です。 さらに、大学の合気道部の同期(男子)は僕を含めて5人ですが、うち結婚しているのはひとりだけ。未婚者のうちひとりは帰国子女だった関係で、僕より齢上です。 さらに、大学の少林寺拳法部(一部の人間と一緒にバンドを組んでいたこともあり、いまだに交流がある)の同期(男子)は8人いますが、うち既婚者は二名。しかもひとりの奥さんは同じ部の同期の女の子。 というわけで、僕の周りにいる人間、というよりは僕とつきあっている男どものなかでは、既婚のほうが圧倒的にマジョリティなのです。特に大学時代の友人なんて、齢上も多いんですよね。 これはやはり「類は友を呼ぶ」ということなのでしょうか。うーん。こういう“周り”を見ていると、「ぜんぜん焦る必要ないじゃん」とか思ってしまうところがまた、落とし穴なのかもしれませんが。 まあ、結婚なんてしょせん縁だと思うんですよ。いや、決して負け犬の遠吠えなんかじゃなく。だってハタチで結婚したって21歳で子どもができる前に別れちゃったりしたら、結局初手から結婚してないのと同じようなもんじゃないですか。 秋山好古、真之兄弟なんて、明治時代のひとだというのに、兄は38歳、弟に至っては40歳で結婚しています。平均寿命が桁違いのこの平成の世にあって、結婚なんていつしてもOK。要は子孫を残せばいいんでしょ、とか思っちゃいます。 ・・・でも、生涯独身で終わるのって、もしかするといくつになってもこんなふうに「ぜんぜん焦る必要ないじゃん」って思い続けてしまったひとなのかもしれないですね。うー、僕もそうなる可能性が・・・。 |
上司のS課長は僕が入社したときから「お前の結婚披露宴では俺が乾杯の音頭をとるからな」と勝手に決めています。ちなみに仲人は、これもA部長代理が“自主的に”やってくれるそうです。 |
日露戦争中、兄の好古は陸軍で、「世界最強のコサック騎兵を破った男」。弟の真之は海軍で、「日本海海戦の総ての作戦を樹てた男」として知られてます。詳しくは司馬遼太郎著『坂の上の雲』をお読みください。 兄の好古の持論は「男は人生で大きなことをやり遂げた後に結婚すればいいのだ」。ということで、本文でも触れていますが、38歳で結婚。弟の真之もそれを真似たのかはわかりませんが、40歳で結婚しています。 |