感銘を受けたひとこと



著名人の台詞とかうたの歌詞とか本のなかのことばではなく、いままで友人など自分の周りのひとたちからいわれたことばで、印象に残っているものを挙げてみたいと思います。



10.「長渕剛の『巡恋歌』って知ってる?」

中学生の頃、ある女の子にこう訊かれました。「知らない」と答えると、彼女はその場でそのうたをうたってくれました。・・・それから三年ほど経ってはじめてオリジナルの『巡恋歌』を聴いたとき、「しまったあああっ!」と思いました。・・・しかしこれ、『巡恋歌』知らないひとにはなんのことかわかりませんね。



9.「私が“子育てをしなかった”からみんないい子に育った」

うちの母のことばです(爆)。いまでもしょっちゅういってます。他人にも平気な顔してこういいます。しかし自分でいうかなふつう。だいたい自分の息子を見てみろ、ぜんぜん「いい子」じゃないじゃん。・・・って自分でいうとやっぱりムナしい。



8.「会社では殴ったら終わり」

学生時代に就職の内定を貰ったとき、人事部のひとにいわれたことばです。残念ながら彼と同じ会社で働くことはありませんでしたが。しかしその後勤めた会社では酔っぱらって同僚や先輩(ひえ〜)に関節技かけたり背負い投げくらわしたり、こっちが殴られたり蹴られたりしましたけど、無事に円満退社できました(いま考えると怖い)。



7.「ファンは作家を殺す」

流行作家のことばではなく、友人Sの台詞です。彼と僕はお互い自分の書いた小説を読ませ合っているのですが、「俺はお前の小説のファンだけど、俺の意見はアドヴァイス程度に思って、無理に俺の気に入るようになんてしなくていいんだ。逆にお前のよさが失われちゃうから」といわれました。でも最近、小説書いてないんだよなあ。



6.「女の子のことは“あなた”と呼びなさい」

10年来の友人Kの教えで、役に立った数少ないもの(ゴメン)のひとつ。たしかに初対面とか、まだあまり親しくない女の子に対しては“あなた”を使うと柔らかい感じがして、しかもあとに続くことば遣いが自然に丁寧になるんです。僕は基本的に粗野な人間なので、この教えは重宝しています。



5.「若いうちはお金が貯まらないくらいでいい」

以前勤めていた会社の先輩女性社員(当時42歳)のことば。このあと「35歳過ぎれば自然に貯まるようになるんだから」と続きます。なんか本人は僕があんまり真面目だから「もっと遊べ」っていいたかったらしいんですが。いや実はそんなに真面目でもなかったんですけど・・・。



4.「仕事に必要な勉強は勤務時間ちゅうにやれ」

最初に勤めた会社の上司のことばです。入社当初、仕事に関する本を「家に持って帰って読んでもいいですか?」と訊いたらこういわれました。事実入社後一週間はまったく仕事しないで、仕事に必要な本を読んだりパソコンをいじったりさせられてました。いま考えてもいい上司でしたね。



3.「この前会ったとき、靴下履いてなかったから」

ビンボー学生時代、当時つきあっていた女の子からクリスマスプレゼントとして靴下を貰い、「なんで靴下なの?」と訊いたらこんな返事が返ってきました。そうなんだよ、あのときは手持ちの靴下で破れてないのが三足しかなくて・・・。なんか妙に感動したのを、いまだに憶えています。



2.「好きなひとと合法的に一緒にいたいと思ったから結婚しました」

大学時代の同級生N(旧姓)さんが結婚したばかりの頃、飲み会で酔っぱらった友人Wに「なんでNさんは結婚したのぉ〜?」とからまれたときの答え。あ、なんかいいなあと思いました。すごく納得できる台詞です。残念ながら僕にはそういう相手がいまだいません(T-T)。



1.「男は常に財布に年齢×1,000円以上入れていなければならない」

最初に就職した会社の先輩社員の教え(?)です。社会人になったばかりで財布のなかに幾ら現金を入れておけばいいのか基準が全然わからなかったので、このことばを聞いて気持ちが軽くなりました。ただし本人は自分のいった台詞をすっかり忘れ、「今日五千円しかねーよー」とかよく騒いでましたけど(^^;。


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